ワイへキ島は天国のような島だった|オネタンギビーチ|ニュージーランド旅行
朝、目覚めると窓からの光が視界に入り、透けたカーテンから青空が見える。今日という日に、おあつらえむきの天気。
ニュージーランド旅行2日目の今日は、日帰りでワイヘキ島へ。ワイヘキ島はオークランドからフェリーで約40分のところにある自然豊かな島。
なんとしても晴れてほしい!という願いが叶った。
フェリー乗り場へ向かう途中、カフェで朝食を買う。
サーモンベーグルとサーモンキッシュとロングブラックコーヒーを購入。
ニュージーランドのコーヒーについては事前にしっかり確認してきた。日本でいうブラックコーヒーを注文したい時は、ロングブラックがおすすめ。ショートブラックはエスプレッソのような濃いコーヒーらしい。
紙に包まれたパンを、紙の袋に入れてくれた。プラスチックゼロなのが素晴らしい。
海外で買ったパンを紙の袋に入れてもらい、袋をカサカサいわせながら持ち帰るというのが夢だったのだ。それがついに実現した。
コーヒーを飲みながら、のんびり歩く。さっきのカフェで買ったロングブラックコーヒーは、浅煎りのような軽めの濃さで風味も良く、びっくりするくらい美味しかった。この味が今でも忘れられない。
フェリー乗り場に着き、乗船開始の時間までベンチで待ちつつ、パンを食べる。
美味しすぎる。ニュージーランドの食べ物はどれもナチュラルな味がする。
サーモン欲もおなかも満たされた。
横に座っていたお姉さんは、ナチュラルにりんごをかじっていた。切られていないそのままのりんごを、外でかじっている人を初めて見た。海外ではよく見られる光景かもしれないが、日本人の私から見るとかっこよく見える。
船を降り、バス乗り場へ向かう。
予約していた「Hop-on Hop-off Bus」は、外装が水色と緑色で目立つので、すぐに見つけることができた。
このバスは10時から18時頃まで、決められたルートを走っているので、それぞれのバス停で自由に乗り降りでき、自分たちのペースで観光することができる。
まずはオネタンギビーチへ行くため、港から一番遠いバス停まで乗って行った。
バスから降りるとすぐ目の前に広がるのは、思わず声が出てしまうほど、美しいビーチ。
海、空、砂、波の音、鳥の鳴き声、匂い、すべてが自然のままで、透き通っていて美しい。
肩の力がすっと抜けて、時間の流れがとても穏やかに感じる。
「テトラポットがないね」と夫に言われて気がついた。
それも開放的な感じのする理由の一つかもしれない。
犬を放して散歩させている人がちらほらいて、犬も自由に動き回って楽しそうだった。
このビーチでは、しつけのしっかり行き届いている犬は放してもいいというルールらしい。しつけができているかの基準は飼い主が決めていいのか?
そのルールの曖昧さが、なんか面白い。
私達は犬が好きなのでなんとも思わないが、苦手な人からしたら怖いのかなとも思う。
海沿いにあるレストランのおしゃれな雰囲気に惹かれて、入ってみた。
軽くおつまみと飲み物を注文。
料理も飲み物も最高だった。そして、さらに最高だったのが店員さん。
見た目は完全にバービーちゃん。すっごい笑顔で楽しそうに働いている。ディズニーのショーの人かなと思うほど、輝いていて、そして完全に自然体だった。何かいいことがあったとか、そういうことではなく、おそらくこの方の根本の思考が、常にすごくハッピーなのだろうと思う。
注文をとったり、料理を持ってきてくれたりしたのだが、接するたびに元気をもらった気がした。
日本では、作り笑顔やぎこちないロボットみたいな接客が多いように感じるが、この差はなんだろう。本心を隠して頑張りすぎている人も多いのかなと最近思う。
自然体って、無敵だ。それ以上も以下もなく、何かを隠すこともなく、自然体な「自分」を見つけて表現できたら、心からの幸せが湧いてくるんだと思う。
そんなことを気付かせてくれた店員さんとの出会いに感謝。
オネタンギビーチ。なんとなくここにはまたいつか来る気がする。直感がそう言っていた。そしてまたこのレストランに入ろう。
旅をしていて、「好きな場所」が増えていくのが嬉しい。
次は、ワイヘキ島のワイナリーへ。
続く。
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みなさんの幸せが続きますように。