プチ・エスケープ

「行動力がある」

ここ数年で最も聞くことが多い、私に対する褒め言葉はそれです。

私自身も、最初の頃は自分の強みとして認識していたと思います。
それに、なりたい自分像の上位には必ずランクインしている項目でもあったので、そんな周りからの評価は、私に自信を与えてくれていました。

ここ最近の約2か月
・思考と行動のサイクルを回せ
・考えてる暇があったら行動せよ
・現状維持＝衰退
この言葉たちを意識せざるを得ない期間でした。

年度が変わり新生活が始まって、
今の生活に慣れるまで一旦休憩しても良いかな…
と思って2週間が経った頃、急に焦りと不安でいっぱいになって
「なにもしない内に年齢に追い越され取り残される」
「とにかく新しいことを、新鮮な水が無いと枯れていく」
なにか成長になることを始めないと。

それに頭の中を占拠されていました。

母からの
【別に今、現状維持してないでしょ。】
【新生活、自分で考えて自分で決めて始めたことも成長なんだから、とりあえず今ある環境をベースにやってみたら？】
とのLINEにハッとして

自分は
成長を焦って、成長を感じないことを周りの環境のせいにして逃げようとしていたんだな。と

いかに自分が、目標をあいまいなまま
自己成長の計画性と根拠のない日々を送っていたのか

それに今この年齢で気付けたことは一つの成長なのかもしれません。

今までの自分を振り返ると、
・アイデア系コンテストに参加しまくっていたこと
・進路変更に踏み切ったこと
・新しいコミュニティを開拓すること
その他いろいろ
行動力がある、と評価されていた行動のほとんどが
私にとっては苦痛から目を背けるため、嫌なことから逃げるために
納得できる理由を添付して見た目良くラッピングした逃避行だったんだと思います。

それを踏まえて、今の私の強みは
「逃げることを決断できる」
パンクする前に自分の機嫌を取ること
目の前の道に囚われず、違う道があることを知ってること

ただの自分の弱みを強みに言い換えることができること。笑

自分は多少はいろんな経験積んできて、頑張ってきたものだと思ってたけど
それがそもそもそんなことなくて
「自分は何者でもない。」
を新たな軸にしてみようかと思います。

私の周りにはアクティブな人が多くて
（フォーカスが向いてるだけで実際そんなに多くないのかもしれないけど）
自分の可能性をぐんぐん広げていける人とたくさん関わる分、
「逃げていいんだよ」って言ってくれる人があんまりいないから
（人に弱みを見せたがらない自分のせい）
せめて自分だけは、プチエスケープを提案してあげたい。

だからといって
ずっと逃げてて言い訳も無いので
ミッションを細分化して自分の身の丈にあった少し高い目標からクリアしていく作戦を考えています。

あとは「関係ないようなこともいつか大事な点となって線を繋ぐ要素になる」ことを期待して
いろんなことにチャレンジしてみようかな。

今年中に
・陶芸体験に行く
・広島に旅行に行く
は叶えようと思います。

昔から、割と友人から相談を受けるタイプな私ですが
私が彼らの人生を決めてあげることはできないし、正解不正解を教えてあげることもできない。
そもそも、人の言動のベクトルに力を加えることを避けて生きてるので
無責任かもしれないけど、
「今の自分が一番楽しめる選択をすること」
としか言えないし、言わない。

自分の行動に責任を取るのは自分なので
どんな選択、どんな行動をしても
「自分が決めた道なら、どんな道でも幸せになる」という自信を・自身を
頼りにするしかない。

私がここまで自由奔放にやれてるのは
「私がどんな生き方を選ぼうと、私を嫌いにならない人がいる」
これに気付けたのが一番大きかったと思います。
・ダメなことをダメと言ってくれる人
・周りと比較せず、その人の言葉で褒めてくれる人
・なにかなくても帰っておいで、と言ってくれる人
この人たちに辛いことがあったときには、私が逃げ口になれるような関係性で居たいな～と。

何の話をしてたんだっけ。笑

自分の理想を叶えるためには
乗り越えるのが簡単ではないことに向き合うことと
それに取り組む心と体と健康の維持が大事だということを
自分に改めて認識させるための文章でした。

何事もバランス。