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正座して 拭う碁盤や 福寿草
「大寒」 ひといきコラム(2)
寒さの頂点大寒が過ぎたとたん、昨日は何やら日中暖かかったですね。
24節気に注目して生活するなんて今までなかったですが、「文文日和」に日々注目する生活=24節気、ひいては72候を気にかけて今年1年過ごしてみようかなと思います。
72候、まじまじと見てみたところ結構忙しいです。
今は款冬華(かんとうはなさく)、フキノトウの蕾が出始める頃らしいで
す。東京で生活しているとフキノトウなんて、目にすることもないですが、こういう季節感のある生活、こういうところが日本っていいなと思います。
正座して 拭う碁盤や 福寿草
(せいざして ぬぐうごばんや ふくじゅそう)
正月を迎え、新たな気持ちで碁盤を拭き新たな対戦の準備をするころ福寿草が芽吹くのであります
という俳句です。季語は福寿草。
福寿草も東京ではなかなかお目にはかかれないですが。。フキノトウは天ぷらやふきみそなど、大人にならないとわからない仄かな苦みの感じられる美味しさでおなじみですが、福寿草は食べられません。名前に相反してシマリンという毒を含んでおりますので、間違えて食されませんように。。
ちなみに文文先生も囲碁はたしなまれてらっしゃったはずですが、お手前のほどは不明です。