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元野良猫が最後を迎える記録④完

そして、2024年4月24日。この日を迎えることになってしまいました。
オーちゃんは昨日あまりごはんを食べられなかったとの報告を家人から受け、早朝いろいろ触ってじっくり見てみると、どうやらお口を開けて閉じようとすると顎がずれてしまう?ため、もう水を飲むのもいやだーみたいな感じになっているようでした。介助すればかみ合わせはもとに戻るんですが、これちょっと由々しき事態 と、主治医の先生のところに急ぎます。

主治医「どうしたーこの前ちょっと調子よさそうだったのに」
私「口開けるとかみ合わないみたいで、口開けるのも億劫になっているようなんです」
先生も同じ症状を確認してくれたようです。ううーんこれは、鉗子で口を開けて戻るときに介助してあげるって感じかな。と教えてくださり、その後、明らかに体重が前回より200g減ってしまっていて、脱水の危機なので皮下点滴を試みます。
私が今後家で行いたいと希望しているので、先生は丁寧に教えてくださり、背骨の一番頭に近いところからちょっと後ろのところの部分(ちょっと毛を切って印した)をすくう感じで刺して、水分を入れていきます。この時は200ml入れました。オーちゃんはおとなしく点滴を受け入れています。

取り急ぎ、明日もまた点滴しましょう と先生と約束し、家に戻ります。オーちゃんを抱っこしながら帰り道に勝手にいろいろ話しかけ、元気になったらまたここを散歩しようねとか言いながら。

その夜、私が帰宅したのは21時頃でした。家人が水とチュールをちょっと食べさせたとのことでした。
オーちゃんの息がなんだか荒い。心拍数がはやいなぁ。。いつものように抱っこして私の部屋の定位置に連れて行きます。
はぁはぁと初めしてましたが、その後、ちょっと落ち着き、おててをそろえて頭を乗せて私の見えるところでじっとしています。うん、戻った、心拍数が落ち着いてきたと思い、頭と頭をこっちんこしているとゴロゴロ言っています。いいのよ、苦しいんだったらゴロゴロしないで大丈夫よーなんて言いながらしばらく様子を見ていると小さくうぅーというので、抱っこして、子守唄をうたってトントンして、右を頭にして横たわらせました。しばらくしたらまたうぅーと呼ぶので、どしたのーと抱っこしたとたん、問題の左耳から血のまじった膿の塊のようなものが結構な量どろっと出てきてしまい、瞳孔が大きく開いてしまい。うわっこれはまずい。オーちゃんしっかり!オーちゃん、オーちゃん!と名前を呼ばれながらオーちゃんは虹の橋を渡ってしまいました。
ちょうど家族がみんな揃った時間だったので、みんなで見送ることができました。人間は満足だけど、猫的にはもっとひっそりといきたかったのかなとか考えると、最後まで気遣いの子でしたよ。。

一晩私の部屋で一緒におねんねして、耳から残りの体液が出てきたので、シートを変えてあげたりして、一緒にいました。オーちゃんを最初に捕まえた時も、一晩私の部屋で一緒におねんねしたんだよね。その時は捕獲機に入ってたオーちゃんだったけど。2022年の5月8日の明け方だったね。。お互いドキドキして、一晩過ごしたことを思い出したよ。

翌日4月25日の朝から、今後の方針を決めなければならず、まず主治医に連絡しお礼をお伝えし、先生に荼毘に伏すための場所を2か所紹介してもらい、ネットで軽く調べます。中野区にある某霊園がよさそうかなと思い、☏してみると、まずは遺骨を手元に置くのか、合同墓地に納骨するのかという大前提を決めなければならず。ここは人によって考え方が違うところだとは思いますが、合同墓地に納骨してもらうと決めました。ただその中野の霊園は6年後に合同墓地に集められた遺骨を北海道の日高で散骨するっていうんです。why日高?!なんでそんな遠くに?!そして6年も土に還れないって長すぎる。と感じてううーんとなっていたところ、私の住んでいる区でお願いすると平和会ペットメモリアルパークというところで合同埋葬されることが判明し、川崎市にある霊園の合同墓地にて遺骨は散骨されるらしいので、こちらにお願いすることとしました。気持ちの問題ですが、ちょっと北海道は遠くて寂しい気がしたのです。

オーちゃんの大きさに、段ボールを加工、ちょうど40センチ×40センチくらいに収まる大きさでした。その中に燃えるものならいれられる、お花もOKとのことだったので、胡蝶蘭を敷き詰め、使用していた大好きだった首輪を2個入れてあげて、大好きだったモンプチグレービーソース味とお手紙を入れて、遺体を預けてきました。すみません、号泣してww
職員の方引いてたと思います。。

スマホの写真アプリでオーちゃんの写真を見ようかなとオーちゃんの写真に差し掛かるとアプリが落ちるのは気のせいですかね。オーちゃんの写真は永久保存だからね、オーちゃん安心して。。
元野良猫を家猫にして2年、本当にたくさんの幸せをもらい、感謝しかありません。猫と一緒に暮らすことになるなんて夢にも思わなかったけど、こんなに人生を豊かにしてくれて本当にありがとう。オリバー!改めオーちゃん!本当に感謝と愛をあなたに。そしてまた必ずどこかで会いましょう。

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