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文章は「コク」が大事

じつをいうと小説は、あまり好きではない。

好きではない理由は、たいはんが「読めない」と感じてしまうからだ。なんで読めないのか?の理由は、(まあ、これまでそんな真剣には考えてはこなかったんだけど)自分でもよく分からなくて、でも一般に難解といわれるフォークナーやメルヴィルは好きである。

しかし、村上春樹や川上未映子など、ちまたで人気のある作品は「読めない」ことが少なくない。あれらが難解とは思わないが、私にとってはなかなか入り込めない。

ちなみに、書店で、文庫本を最初から最後まで立ち読みしたという経験は、江國香織の「神様のボート」くらいだ。今でもこの作品は傑作だと思う。

結論、平易でコクのある文章が好きだ。べつに小説じゃなくてもいい、という…

最近、カネッティ(Elias Canetti)の作品を読み始めている。この作家はまさに文豪だと感じる。これから少しずつ、彼の翻訳された作品を読んでいくつもりだ。

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