第3章「いろいろな重さ」|スカラムッツァの足跡をたどって第2巻
こんにちは。音楽で人と世界をつなぐ!ピアニストの岡田真季です。
アルゲリッチが幼少期にアルゼンチンで習っていた、名ピアノ教師 スカラムッツァの教えを、孫弟子にあたるマリー=クリスティーヌ・カルヴェ氏が書いた著作「スカラムッツァの足跡をたどって」。ご本人の許可を得て岡田真季が日本語訳でお届けしています。
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第2巻 第3章 「いろいろな重さ」
…の前に、第2章「重力、それとも無重力?」のまとめ
・それは何?重力は身体の重さに相当する。
無重力とは重力に対処し、重力を有効に使うこと。
・なぜ?健全なテクニックを習得するため。
・どうやって?弾く前に、手順を踏んで姿勢を整えながら。
・できるよ!すべてのピアノのテクニックは、弾く以前の姿勢次第であること。
いろいろな重さ、それは何?
前の章でやった「支えの姿勢」を覚えているかな?
姿勢を自分でコントロールできるようになったら、この章ではきみの腕の重さを楽に操る方法を教えようね。ゆったりリラックスして、すべての腕の重みが鍵盤に置かれるように… というのは1巻で学んだことだったね。でも今日知って欲しいのは、いつも必ずすべての重み…もしくはいつも同じ重みをのせる義務はない、ってことさ!
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