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プルメリア6月〜7月

6月〜7月の管理

肥料の置くタイミング

肥料は焦って置く必要はなく、プルメリアがしっかり目覚め、葉が5枚〜10枚程度展開したタイミングで肥料を置きます。焦って肥料を置いてしまうと、成分を効率よく吸収することができず、成長を阻害し最悪枯れてしまいます。しっかり葉が展開するのを待ちましょう。元気なプルメリアは、屋外へ移動後1ヶ月もあれば葉で茂ります。

屋外へ移動して1ヶ月で葉が展開した
1株のDwarf Singapore Pink

使用する肥料の種類

葉も充分に展開したところで肥料を置きます。
ここで使用する肥料は、Naháiでも販売している専用肥料になります。
専用肥料は「定植期」「成長期」「開花期」など、プルメリアの現状に合わせて使用することができるよう、種類豊富に用意してます。
定植期・・・根がある状態で、植え替え間もない時
成長期・・・葉が茂り成長している時
開花期・・・葉が茂り花芽が上がってきた時
基本的にはこの使い方になります。
屋外に移動したばかりで葉の展開は少ないが、花芽が上がっている状態や、夏終盤の追肥など、基本の3期に属さない場合は、この3種の肥料を混合することで、状況にあった肥料を置くことができます。

有機、化成をブレンドした肥料
置き始めから2〜3ヶ月後まで持続する効果

肥料の置き方

肥料は使い捨てお茶パックに規定量入れて使用します。鉢にそのまま撒いてしまうと、肥料カスなどが通気性、通水性を悪くしたり、状況に応じた肥料の置き換えが困難になります。
規定量の肥料を入れたパックを、鉢の号数に合わせた個数置きます。
新しい根は外側に広がっていくため、鉢のヘリに沿うように置くと効果的です。
肥料パックの上から散水してください。

散水により肥料が溶け出します

梅雨時期の散水

6月から7月の管理で失敗しやすいのが散水です。
プルメリアはしっかり乾いてから散水が基本です。
梅雨時期は雨が多いので、土も濡れているため散水する必要がないこともあります。雨によって肥料もジワジワ効かせてくれるので助かります。
ですが、ここで気をつけないといけないことがあります。
あまりにも長く雨が続くようであれば、まだ葉が展開していない小さい苗は、軒下など雨の当たらない場所へ移動するなど、対処する必要がある。
葉が展開していないということは、新しい根も不十分であり、水分を蒸散させることができません。そこに長く雨がふることで、ずっと土が濡れている状態になり、根腐れしてしまうことがあります。その年の傾向や地域によっては、雨の間気温が下がることもあるので、雨の当たらない場所へ避難させるのが無難です。

逆に大きくしっかり育ったプルメリアも気をつけることがあります。葉が茂り大きく育ったプルメリアは、鉢もそれなりに大きく、根の量も多いです。
プルメリアの置いてある数や場所によっては、葉が邪魔して、鉢のなかまで水が届いていないことがあります。雨によって土の表面が濡れていても、中まで水が行き届いているかチェックしてみてください。
足りないようでしたら散水してください。

また、近いうちに咲きそうな大きな花芽がある苗も避難させることがあります。
梅雨の小雨が数日降り続く程度でしたら、特にきにしなくても大丈夫ですが、線状降水帯などによる強い雨は、蕾のコーティングを剥がしてしまうため、咲く前に花芽が落ちてしまうことも。
それを防ぐために避難させることがあります。

梅雨明け

梅雨明けが近づくとだんだんと散水の回数も増え、明けた頃には毎日散水します。
気持ちを切り替え、毎日鉢底からしっかり水が溢れるまで散水しましょう。

気をつける点

・梅雨時期の散水は、土がしっかりと乾いたときのみ散水します。
・長く雨が降り続く場合、苗の避難が必要なことがある。
・梅雨が明けたら、毎日たっぷりと散水します。


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