冬の散歩道
5時50分に起きる
目覚めはいい
朝のルーティンを済まし7時に家を出る
ふたつ曲がると白い帽子に白い手袋のおじさんとすれ違う
ほぼ同じ場所で
会う場所が違うとどっちが時間を間違えたか時計を見る
おじさんが少し遅い
周りを見回すと木の葉は茶色に変わり
空は冬のかすんだ灰色だ
学校の前で同級生のミッコとすれ違う
ここは君と僕が卒業した学校だ
散歩しているミッコ
君は何をしているのだろう
周りを見回すと木の葉は茶色に変わり
空は冬のかすんだ灰色だ
同じ時間に家を出ると
ほぼ同じ場所で同じ人と出会う
心地良い
犬を散歩しているおじさんのボーダーのセーターがオシャレに見える
キャップじゃなくてベレー帽だったら真似したい
バックミラーの朝陽が眩しい
早く帰りにここを通り
風呂に入ってハイボールを飲みながら過ごす時間が待ち遠しい
そう思いながら道を進む
周りを見回すと木の葉は茶色に変わり
空は冬のかすんだ灰色だ
次の朝はすぐやってくる
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スザンナ・ホフスはタイプです。
落ち込んだ時に周りを見回してみると自分の心と同じように冬の空はどんよりした灰色だ。でも自分を見失わずに進むことで運不運は季節と同じに巡って来る。冬はやがて明るい春になる。希望を失わないで前へ進もう。
ポール・サイモンがそんなことを歌った曲です。
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