美人なおじいさんの代表作
美輪明宏さんの代表的舞台、『黒蜥蜴』。
好きが高じてこんなの刺しました。
エコバッグに刺しています。
原作は江戸川乱歩、
脚本は三島由紀夫。
美輪明宏さんの解釈して演じる『黒蜥蜴』は、1968年からスタートした超ロングランの舞台で、私が見にいき始めたのは2003年の舞台だったかと思います。毎回少しずつ趣向が変わっており、再演でも必ず見に行ったものでした。私は高嶋政宏さんが相手役の時が好きです。
初めに見たとき私は20代。そこから12年ほどの間、自分自身も人生経験を経て、含蓄のある台詞回しへの理解が深まっていきました。
2015年、美輪さん80歳の節目で、完全に幕は下ろされました。舞台は、映画と違って基本的には同じものをもう一度は見られません。自分の記憶にあるものだけが自分の見たもの、感じたものなのです。
そう考えてからこの刺繍を見ると、
もっとこのトカゲを妖艶にしたいなという欲がムクムク。さっきまでできあがりに満足してたのにな。
美輪明宏さんの舞台のように、この刺繍も再度バージョンアップしてお披露目することになるのでしょう。