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忙しさから受ける恩恵

私のバイブル『家庭でできる自然療法』には、とかく
「病気でも動けるなら動く。動くことで体内の活動も促され、良い方向に導かれる」
という趣旨のことが書かれています。
おがくず酵素風呂、奈良イオンハウスのオーナーも寝転ぶな歩けと言うし、
「病気の9割は歩くだけで治る!」の長尾先生も、少しでも歩けるようになるなら歩くと何度も強調されています。
動けるなら動き、安静にしすぎないと言うのは古来からの日本の知恵であり、病気平癒の方法でもあったのだと思います。

最近はとにかく本当にバタバタしていまして、私大変だったんですが、気がつくと痛かった左腕が少しマシになっています。

「あ、この動き痛いかも?そーっと動かしてみよう…あ、やっぱ、いったーい!右手で取ろう」

なーんて考えながら動いていたら、1日のうち何度も腕の痛みを意識して、精神的にも辛い気がしました。ですが、忙し過ぎるとそんなこと考える暇もなく時が過ぎ、普通に過ごせていました。治癒に向かっているのかは、また別かもしれませんが。

普段からよく体を動かして、勤勉に働いてきた歴史が日本人にはあると思います。安静にしなさい、とは、西洋から入ってきた感覚なのかもしれないなとも思います。もしくは、本当に無理してでも働く人に対する戒めの言葉であったのではないかと思います。

だけど私を筆頭に、多くの日本人は、
「無理せず、体大切に」という言葉を必要以上に重要視してるのではないかな、と。
そのようなことを感じました。

何か取り組むことがあることで、痛みだけでなく、悲しみなどの辛さ全般が軽減されますね。自分がどんな状態であっても誰かのために動く用事があるのは素晴らしいし、ひいてはそれは自分にも戻ってくる恩恵であると思うのです。

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