この島に住みたい〜仙酔島〜 ②
広島県の沖に、仙酔島という島があります。
手付かずの自然が残るパワースポットです。
今回は①の続きです。
ぐっすり眠ったあと、朝、散歩。
足を砂に埋めてるの、とても気持ちいい〜。
本当は全身埋まってしまいたい。ぼんやりと、このまま景色を堪能したり、本を読んだりしてから朝食へ。
この宿では、毎朝お餅つきが行われますが、いくのが遅くてそれを見ることはできず。でもつきたてのお餅はたくさん置いてあったので、食べることができました。
お雑煮の中にお餅2個。
そこの海で採れた魚を七輪で焼く。
のんびりいただいていてハッと気づくと、その朝食会場には一人旅の人たちだけが集まっていました。
デトックスにきた同世代の女性、
一人旅が好きな20代くらいの男性、
久々に羽を伸ばしておられる60代くらいの女性。
みんなで、あーやらこーやらお話をして楽しく朝食をいただきました。まったく知らない人たちと雑談をして、特に物凄く打ち解けるわけではないけれど、体も気持ちも綺麗になったもの同士、気持ちの良い時間を過ごしたのでした。
さて、そのとき台風が迫ってきていたので私は早々に関西に帰る新幹線を予約済み。すごく早い時間になっちゃったけど、そのあとは全部満席なんだから仕方がない。宿の人には今度ゆっくり来なさいと優しい言葉をかけていただきました。
宿を出るとき、「ちょっと待ってくださいね」と言われ立ち止まると、背中で「カチカチ」と拍子木のようなものを打つ音が。
「はい、大丈夫ですよ!いってらっしゃい!」と、笑顔で送り出していただきました。
旅の安全を願う、おまじないのようなものだったのでしょう。
不思議で、楽しく、気持ちの良い宿。
そして仙人すらも酔うというほどの美しい島。
まだゆっくりと過ごしきれていません。
なんなら住んで毎週デトックスしたいくらいですけど、とにかくまずはもう一度、ゆっくり行ける時を作ろう。
この島にいる間、何一つ嫌なことがなかった。
心も体もきれいになりに、皆様も次の旅行場所の候補に加えてみてくださいね。