つらつらと④
古川4日目
予定の無い朝は、極上の幸せ時間
なのに・・・
いつものAM6:15に目が覚めてしまう 静寂の中で 暫し瞑想
さて、今日母の調子はどうであろう
ホテルから、朝食は遅い8時以降でお願いしたいと言われていたので、
朝ドラが始まるタイミングで母に声をかける
囲炉裏を切ってある和室での食事
足の悪い母は上手く座れるか心配であったが、お膳を二段に積んで、畳用の椅子が用意されていた
おかげさまで気持ちよく朝食をいただくことが出来た
ホテルのお気遣いに心から感謝
先ずはひだ森のめぐみで薬草七味と葛生の丸薬づくり
薬草七味づくりは、効能のある薬草パウダーを好きなように瓶に詰めてゆくのだが
選ぶのに自信が無いといい、母はなかなか決められない
失敗する=怖い=わからない
の公式が直ぐに頭の中に浮かんでしまうのだろうか
多分普通の方の1.5倍の時間をかけて、無事に完成
丸薬づくりは、私がベースをつくり、丸めるのだけを一緒に行った
母は、丸薬を丸めるのは得意だと嬉しそう
その後、何故かタクシーの運転手さんがタイミング良く迎えに来てくれて、私が行きたかったワッフルのお店カノコヤさんへ
社長のあややさんともお目にかかれて、オススメスペシャルセットを作ってもらい昼食
よほど美味しかったのか、ワッフル2枚とアイスクリーム、生クリームをぺろりと母が完食したのには驚いた
母は招き猫なので、私が幼い頃から、母と静かなお店に入っても直ぐにお客様が沢山になり、ゆっくり出来ない事が多い。
今回もあっという間に沢山の人になり、あややさんとはゆっくり話せずにお店を後にした。
ゆっくりゆっくり
ゆるゆると街を散策し、疲れたら瀬戸川の鯉に餌をやって暫し休み
そんなことをしていたら暑さが増してきて
母が旅の始まりから懇願していたかき氷を食べに喫茶店に避難
何とご主人が旅芸人というその喫茶店、コロナ禍の時期は大変だったそう
やっと公演のお呼びがかかったと隣のステージで練習中
女主人は、昔ながらの小さめのびーどろのカップに金時氷を出してくれた
そのうちにひとりふたりと常連さんが集い 我が居間の如く 自由きままに過ごされている
暫し涼を取らせて頂いて ホテルへ戻った
途中 何度かお世話になったタクシーの営業所で100円のトマトを買い求めたら、多分奥様がつまみ細工のブローチを母にくださった
夕刻にホテルのとなりの整体治療を母が受けて
あとは、階段の多いホテルのお風呂に決死の覚悟(途中椅子が設置されていないので休めない)に母と入り
居酒屋さんで軽くつまんで
帰り支度
こうして書き出してみると
何にも予定がなかった筈が
沢山の方々の手を借りて
結構充実した一日であった
今日は誤嚥はなかったが、足の指が腫れて痛いと言ったり、寒い、暑い、疲れた・・・とこの4日間で
甘えて幼子の如く我が儘になってしまった母は、明日帰ってから大丈夫だろうか・・・とちょっぴり要らぬ心配をしてみたりした