見出し画像

エッセイ#59 『我が家の不審者』

どうも、シンスケです!

私は趣味の一つにラジオがあります。散歩しながらだったり、筋トレ中も体を鍛えながら視聴しています。

ラジオの何がいいかと言いますと、パーソナリティーとの距離が近かったり、単純に面白いなどが挙げられます。その中でも、私は「何かをしながら視聴出来る」という事が一番だと思っています。

この何かをしながらという+αが、毎回休日にまとめてやるぞ!と決めていた「庭の草むしり」や「洗車」、「日常のDIY」などの作業に向けて、重い腰を動かしてくれます。

昨日は気持ちの良い天候だった為、先延ばしにしていた草むしりをする事に。「よし、やるぞ!」とBluetoothイヤホンを耳にして、自分自身のやる気スイッチを押した。

今週のオールナイトニッポンはスペシャルウィークだったという事もあり、楽しみなら作業もはかどります。

一通りの草むしりを終えて休憩していると「何しよると?」と娘が庭先にやってきた。

日差しが気持ち良かった事もあり、そのままキャンプ用の折りたたみチェアーを倉庫から取り出して娘をちょこんと座らせました。

そして、休憩を済ませると再び作業を始めた。

(ラジオならではのどうでもいい様なトークのラリーが続きます)

「相変わらず面白いな」と無心になって草をむしり取ります。

すると、娘が私の方を見ながら口を動かしている事に気が付きます。私は、イヤホンを取って娘に聞きました。

「どがんした?」

すると娘は言いました。

「お父さん顔がニヤニヤしていて気持ち悪るか」

そのまま視線を横に移して、娘の隣に映り込んだリビングの窓ガラスを見ると、そこにはニヤついているオジサンの顔が。

し・か・も、休日でパジャマのまま、無精髭をはやして昔のビジュアル系バンドかの如く、直角に伸びた寝癖。

そんなオジサンが庭先でニヤついていたら気持ち悪いどころか、通報されてもおもかしくはありません。

「娘よ、サンキュ」

心のなかでそう唱えながら、草むしりを完了させました。

自分の庭先はプライベート空間だと思って、何もかも自由には出来ないもんだな。とも思った休日でした。

ーーーおわり

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集