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小説「ティファニーで朝食を」感想~いろいろナンダッテー!=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)と、なってる~

今年(2023年)新潮文庫の100冊からは、プレミアカバーの中から選びたかったのと、今年の目標は翻訳ものも読むよ!と、村上春樹の翻訳だったので本書を選んだ。

🐈🐈

でもでも読むとーーー!


☆一回目のナンダッテー!=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)と、なってる。

オードリーヘプバーン主演映画のイメージから小粋なラブコメかと思いきや違っていたーー!

映画はちゃんとは観たことがないが、オードリーのイメージだと、猫のような気まぐれさと可憐さは原作と同じでも上品さが隠しきれていないのでは?

原作を読むと、主人公のホリーは、人間臭い野心家の顔も覗かせ泥臭くどこまでも自由を求める女性だった。

・私たちはお互い誰のものでもない、独立した人格なわけ。私もこの子も(本文より)

・いつの日か目覚めて、ティファニーで朝ごはんを食べるときにも、この自分のままでいたいの。(本文より)


ホリーかっこいい!
まだ19歳なのに、時は第二次大戦下なのに自分の言葉をもっている女性なのよ。

だが…

☆二回目のナンダッテー!=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)と、なってる。

もう一人の主人公である、ホリーの上の階に暮らす作家志望の僕(語り部)によると、本書は1943年の物語のようだ。

日本では、『欲しがりません勝つまでは』と国策標語が掲げられていた戦争中に、ニューヨークでは、どんちゃん騒ぎのパーティーが繰り広げられている。
そりゃねぇ...日本はね…となった。

こうなると映画がどんな風に描かれているのか気になってググってみると、

☆三回目のナンダッテー!=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)と、なってる。

ほぼ原作の通りなのだが、ラストはハッピーエンドなんすねーー!

翻訳した村上春樹も、映画は映画として面白いが、できるなら映画からはなるべく離れたところで楽しんでいただきたい、といってるのに頷ける。

原作のホリーは愛よりも自由を選ぶ女性なんですよ。
束縛を嫌う潔いホリーが私は好き。

過去を捨て新しい自分に。

自由を、自由だー!
頭の中では自由だーが駆け巡る。

そういえば...ネタの決め台詞で、自由だー!と叫んでいた芸人さんがいたわね?
またまたググるとーー!

☆四回目のナンダッテー!=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)と、なってる。

なんと、あの芸人さん犬井ヒロシって、サバンナの高橋だったのね。

🐈🐈

最後は、ちょっと脱線したけど原作はハルキ節が心地よくて面白かった♡

映画は、ティファニーのショーウィンドーの前でパンをかじるヘップバーンが印象的(←そこしか知らない💦)


あっ!それとムーンリバーを歌うヘップバーンね。

ちなみに原作でもギターを弾きながら歌うシーンが登場するよ。


比べてみるとか別にして、原作とはちがったキュートなラブコメも見てみたーい!となった一冊。

映画は観たよ🎬って方は、原作のどこまでも自由なホリーに会ってみては(^_-)-☆

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