Friendship
知らぬ間に鬱になってしまい、周りが全て敵になった。自分を守るために引きこもったのに、時々チェックしてしまうSNSでかつての友達が楽しそうに人生をエンジョイしているのを見て、身も心も八つ裂きにされるように感じた。
自分が鬱だってわかって、治療を始めて、そして現在、ようやく快方に向かっている。
コロナ禍で、外出自粛、人と会うな、出かけるな、という風潮は、鬱のわたしには天国に感じてる。不謹慎だけれど。おおっぴらに引きこもって、誰とも会わない。
けれど、そんなの気にせずに、感染症対策したうえで、実はみんな会ってたし、出かけてるし、楽しそうにしてるんだ。
それでもわたしは、出ていけない。
まだ、怖いんだ、この世界が。
かつての友達からは、頼みごと以外には、一切連絡がない。わたしから断ったから、当たり前だし、ネガティブで一緒にいてもテンションが下がるわたしとは誰とも会いたがらない。
わたしだって、わたしみたいな友達とは距離をおくな。めんどくさそうだから。
それでも、ちょっとずつ回復に向かっている今、友達が恋しいと思う。
みんな、わたしのことなど忘れてる。いなくても大丈夫。
でもね、いなくて平気な存在でも、忘れられてしまっても、こんな考え方があったんだな。
また、友達になればいい。
そうだよね、また一から、作っていけばいい。
今度は失敗しないようにしなくちゃね。
今度は良い関係を築いて行こう。
いつになるか分からないけれど、そう決めておこう。
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