ワインとスペイン@人生を豊かにするワイン
Hola!(こんにちは!)
今回はスペインにフォーカスして、ワインのお話をしようと思います。
スペインはなんと言っても「陽気で、明るい」イメージですよね!
実際にスペインに行くと、そうなんです。お店でも、バルでもみんな「Hola!」と挨拶をしてくれて、こちらも陽気な気分になるんです。
スペインは「情熱の国」と言われますが、ワインもアルコール度数の高い「情熱的なワイン」が特徴です。
それは歴史的背景が影響しており、そのあたりを解説していきたいと思います。
世界屈指のワイン大国「スペイン」
ワインというと「フランス」「イタリア」のイメージが強いですが、ワイン生産量でスペインは世界第三位と世界でもトップクラスの生産量を誇ります。
スペインには当然、赤ワインも白ワインもスパークリングワインもありますが、その飲み方は独特です。
特にサッカーでも有名な観光地バルセロナでは、赤ワインに氷とソーダ水で割って飲む文化があります。
それは「夏の赤ワイン」と表現され「ティント・デ・ベラーノ」と言われています。
ティント = 赤ワイン
ベラーノ = 夏
他にも、「サングリア」や「リモナーダ(レモネード)」が有名ですよね。
サングリアは、ワインにフルーツやスパイスなどを入れて作る色鮮やかなワインカクテルです。
スペイン語で「血」を意味する「sangre(サングレ)」から来ていて、血を想起させる鮮やかな赤ワインの色が由来となったと言われています。
リモナーダとは、ワインにレモン、砂糖、フルーツを入れたマドリード風のレモネードで、お祭りの祭に振舞われます。
スペイン独特のワイン派生「酒精強化ワイン」
スペインには「酒精強化ワイン」があることはご存知でしょうか?
その名を知らなくても「シェリー酒」「マデイラ」「ポート」という名前は聞いたことがあると思います。
通常のワインはアルコール度数が10〜14度となっていますが、「酒精強化ワイン」はアルコール度数が15〜22度と大変強いお酒になっています。
なぜスペインのワインには、このように強いワインがあるのでしょうか。
答えは「大航海時代」にあります。
大航海時代が産んだ独特の「ワイン文化」
15世紀〜17世紀にかけて、スペインやポルトガルを代表する西洋諸国が地球規模の遠洋航海を実施し、新大陸・新航路を発見したことはご存知だと思います。
バスコ=ダ=ガマがインド航路を開拓
コロンブスがアメリカ大陸到達
マゼランが世界就航
を果たした頃ですね。
ただ同時に、西洋諸国による世界の「植民地体制」を確立されたことも忘れてはなりません。
大航海は数ヶ月〜数年に及んだそうです。
その時代にはすでにワインの生産は文化になっていたのですが、一般的なワイン(アルコール度数10〜14度)では暑いスペインの気候や船上の不安定さ(揺れ)で、すぐに傷んでしまったそうです。
アルコール度数を高くすることで、ワインとしての品質が安定することから、「酒精強化ワイン」が生まれ、航海に重宝されたそうです。
世界3大スパークリングワイン
世界には、3大スパークリングワインというものがあります。
①フランスの「シャンパーニュ」
②イタリアの「プロセッコ」
そして③スペインの「カヴァ」となっています。
カヴァは、シャンパンと同じ二次発酵を瓶内で行う伝統的製法で造られる、スペイン産のスパークリングワインです。
カヴァ(Cava)という印象的な名前は、カタルーニャ語で「洞窟(Cave)」を意味し、ワインを熟成させる洞窟(セラー)に由来しています。
スパークリングワインの中でもプロセッコ、シャンパンに次ぐ販売本数を誇り、年間約2億5千万本が販売されている世界3大スパークリングワインの1つです。
カヴァは、フランスの「シャンパーニュ」と比べてとてもリーズナブルです。
伝統的で高級と言われるものでも1,500円〜5,000円で楽しむことができます。
【まとめ】
・スペインといえば「陽気で情熱的」
・ワインも独特な文化がある
・大航海時代がワイン文化にも大きく影響している
・世界3大スパークリングワイン「カヴァ」
本日の記事は以上です。
皆様のワインライフが豊かになることを願っております。
たくさんのコメントをありがとうございます。
ワイン会の企画依頼をいただくことが多いのですが、ニーズありますか?
最終的にはそこを目指していましたので、ぜひ開催したいと思っています。
是非是非コメントで教えてくださいねʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•
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