まじ、リアル(^_^;)! 〜産みの苦しみ。
14年前の今日、わが家に第一子である長男が誕生しました。
結婚10年目にして授かった妻の妊娠中、出来るだけ通院にも付き合って、産まれてくるのを楽しみにしていました。何よりも嬉しく感じたのは、日々変化する妻の表情に様子、もちろん体形の変化にさえ家族が増える、という未知の未来にワクワクする毎日でした。
その当時の妻は美容関連の学校で生徒さんを持つ職に就いていたので、予定日が4/15だったこともあり、身重のカラダで学年末のギリギリまで働いてくれていました。
そして産休に入って10日足らず、準備さえそこそこで陣痛がきました(^◇^;)。予定日よりも2週間以上も早く、夫の私といえば、まさにウロをかく状態です。
まず3/31の金曜日、Mステの放送を見るでもなく流れてる時にまず病院へ。
「あぁまだ大丈夫」の言葉に帰宅。
で朝3時頃?ふたたび痛みが(−_−;)
急いで行ったのですが… 帰されました。
んで明けて正午前、これは間違いないだろうと三たび。
「このまま入院してください。」の言葉にどこか安心もしてベッドへ。
いよいよ生まれるんだな!・・・〜緊張のわたくし。
だが、こっからが長かった。
出てこない…
昼を過ぎても、夕方になっても、出てこない。夜になった。そして夜中になった。
当日は、昨夜のような大雨の「春の嵐」真っ只中! 真夜中の窓の外は強い雨音が。
そして真っ暗な院内は2Fの病室から廊下まで響き渡る妻の声、〜大声は出るが赤ちゃんは出ない(涙)、わたくし夫は怯むばかり。
妻は、もうお腹を切ってもらってと泣いた。それは出来ないと私も泣いた。
後から聞くと微弱陣痛というものだったのだそうだが、微弱だったとは言葉ばかりで、妻は相当に痛がっていた。2晩続きの陣痛でクタクタの私たち。波は10分間隔くらいで定期的にあり、ウトウトすると次の波の激痛で飛び起きるの繰り返し。
うっすらと夜が明け出した頃、 助産師さんが言った。
「ダンナ様、奥様を動かしましょう!」
正直わたくしのアタマは「???」だったのですが、陣痛を強める為にということで、4階建ての病院ビルの階段を上へ下へと、絶叫マシーンと化した妻の手をひき、休みながらとは言え、数時間のあいだ昇り降りしたのです。
…たしか朝7時すぎの1Fの玄関付近で、階段昇降の合間に絶叫する、いや、絶叫の合間に階段昇降する娘の姿を見て、あ然とした顔で後退りする義理の父&母を見たような?
それほどの難産ではありましたが、40時間の健闘を経て、a.m,11時すぎ、我が息子がこの世に生を受けました!
ありがとう!
とにかく、ありがとう!しかありません。世界がまったく変わりました。
こんな感動がこの世界にあるのか?!こんな不思議なよろこびがあるのか?
妻へありがとう、…そして私を産んでくれたオカンにありがとう。
ただただ全部全部にありがとう!私さえ生まれ変わったような気持ちでした。
あれ以来14年、長女にも出会えて日々たのしいばかりの毎日です。