#2021年上半期Vtuber楽曲10選 古月の場合
今年のVTuber曲の傾向といえば、その数だろう。毎年のごとくだが、その数は増すばかりで、オリジナル曲を制作するVTuberも幾分も増えたことには間違いない。
さて、今回は野良猫のユウさんの「お誘い:上半期のVtuber楽曲10選やりましょう~」という企画に便乗し、古月なりに選曲したお気に入りの曲をあげていく。なお、勘違いされてる方が多いが、私は音響関係の技術者ではあるが、音楽には詳しくないので、シロートに毛が生えたくらいの知識しかないことに注意されたい。
マラキアの魔王 - 虚構セカイ
音楽を止めるなから知った一作。昔に物語音楽にハマっていた時期があり、たまたま音楽を止めるなで聞いたところ、マイクの前で語りをする様子、それと交差するように物語の映像が映し出される点が印象に残った。
虹色のPuddle - にじさんじ
出だしから天才。持ってきかたのインパクトでまず惹かれる。出だしのイントロは、マーチによくみられるコード進行で始まる。「これが全体曲だ」と示すようなメロディーラインが多人数のボーカルを引き立てている。バックバンド編成で演奏されているのもインパクトを惹きだして良い。
クロスエメラルド - ナギナミ
聞いてくれ。そして、買ってくれ。ナギナミを推してくれ。
言いたいことは全てこれにつきる。
n a g i - エルセとさめのぽき
Q. 名前、ナギナミ繋がりで選んでませんか?
A. 流れだけは後付けで思いついた 他意はない
1280*600のアス比がまたありなんですよ、これが。ラスサビにかけてのメロディーとMVの切り替わり方がツボ。
モネ活宣言 - モネ
1月。447にとんでもない奴がやってきたと思われたのがモネ。その人だった。今までにありそうであまりなかったどこぞの限界オタクシンデレラガールズのような楽曲は、オタクに衝撃を与えた。曲としての良さなどはおいといて、紹介しておきたかった。
RADIO LOVE HIGHWAY - Kizuna AI & Moe Shop
いや、キズナアイしか勝たん状態。Moe Shopらしいサウンドの使い方とキズナアイの邂逅はこんなにも良い化学反応を起こすのだろうか。「抜け駆けしちゃおうよ」のセリフには今何もかも置いて抜け駆けしたくなってしまう。技術的な話をするのであれば、ボイス加工がとてもうまい。聞いてて馴染んでいるうえに皆いいアクセントになっている。そういったボイス加工部分の歌もこの曲の魅力だろう。
雷命 - はと森ハト
いや、Paよ。パッションですよ。作詞がはと森ハトさん本人が行っているといいますが、言葉のセレクトが様々なインプットを入れていなければ出ないだろうなと考えさせられるワードが多く、新人VTuberという割にはかなりクオリティーの高さを当時感じさせられました。
とけかけあいすくりん(prod. by ケンモチヒデフミ) - 希来里パイ / ππ来来
現地民でした。エンタスの最前列で誰よりも興奮し、誰よりもでかい拍手で応援してました。ππ来来のライブは私は待ち構えたものでした。しかも、新曲がこんなエレクトロ曲だとは思いませんでした。早くDJ出来るようになって流したいです。
Shout My Life - MaiR
MaiRへの改名。今年上半期の大きな出来事のうちの1つに数えられるこのことを語るには、この曲を語らなければならないだろう。ライブと共に聞いてほしい。これも勿論現地の音よかったっす。
アノニマス - 高峰伊織
[Animation&Movie: 巡宙艦ボンタ]
はい、お気づきでしょうか。「星凪の地」のあのMVの方です。ご存じでない? 「星凪の地」をお聞きください。
出だしからベースの鳴りが気持ちい。ジャズバンド編成が高峰伊織さんのボーカルと合わさることで本来は絶妙なバランスを出してくれるはずだ。しかし、私が聞く限りではディレイが効きすぎているように感じる。声を強調するためにしたことなのか、何かをごまかす為にしたのかはわからないが、せっかくのボーカルがもったいないように感じた。もっとジャズ経験豊富なミックスエンジニアが担当すればもっといい作品になったのではないか? とシロートながらに思う。
一方のMVは、初見でこのMVを見た時にサムネイルにもある気球が映し出された際に、私は「やり折ったな」と1人叫んでしまった。巡宙艦ボンタさんならではの世界感をまたアップデートし、このワンシーンでこの作品に落とし込んだのだとよくわかった。まだまだ解釈が出来ていない部分が多いが、そのクリエイティブ力には本当に圧倒される。
番外編
番外編として去年末に公開された3曲貼っておく