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【コラム】悩みごと

この前初めてnoteでサポートをもらいました。

とても嬉しく、励みになりました。
これからもこの活動を盛り立て、いずれは臨床現場にも還元できるよう活動していきたいと思います。

さて一つ前の記事はOLASの記事を監修してくれている医師に書いてもらいました。
記事の中で「(性に関する疑問は)医療サイドも治療中に特に訴えがなければあえて話題として出すことでもないと思っているかもしれません。―」という内容がありましたが、
やはりこの状況はどうしてもあって、すごく悩む。
情報提供のタイミングは早いに越したことがないですし、
私が参考にしている女性性を支えるがん看護※という本にも以下のように書いています。

・まずは外来における術式選択の段階で予測される性機能障害について説明することが望ましい
・その際に術式選択への意思決定に関与するような影響かどうかを判断して情報提供を行っていくことを考慮する
・手術後は退院指導のなかで予測される性生活への影響と注意点について説明を行い、心身の回復とともに性生活に関する疑問が湧いた場合には外来において継続して相談に乗ることができるということを伝える。具体的にだれが窓口となり、どのような時間であればプライバシーに配慮した相談の場を設けることができるか事前に伝えることで、患者の抵抗感を軽減することができるだろう

この言葉を実際に運用できている病院はあるのでしょうか。
(もし通っている病院のなかであったのなら、ぜひ教えてください!)

そもそも医師が性機能障害についてもう少し説明すべきなのだと思いますが、
以前この活動を一緒に行っているがんサバイバーに術前に手術で起こり得る性機能障害の可能性についていつ聞きたいかと質問したら、
入院前にある看護相談のときかな、少し落ち着いて話を聞けるし
とのことでしたので
外来におりるときはここぞとばかりに何度か伝えようとトライしました。
が、なかなかタイミングを掴めない。
入院から退院までの流れと必要物品の確認、アレルギーや同伴者、既往の確認の後に、手術におけるセックスへの影響ですが、、というと唐突すぎる気がしてしまって、非常に難しさを感じています。

退院後の生活指導のパンフレットには術後の性障害について簡単に含まれており、ここは看護師が活躍すべき時!と思いますので、
私はあえて立ち止まりながら患者さんの反応を見つつ説明し、
必要であれば+αの情報を伝えるようにしています。
みなさんはどのように説明を受けましたか。

術前に、手術前みたいに性生活が過ごせなくなる可能性はどのように言われたら抵抗少ないでしょうか。

OLASの情報にたどり着くことができない人達が平等に情報を与えられるために臨床では何ができるのか、ぜひみなさんヒントをください。

(病院での取り組みを教えてくださった読者さんがいて病院同士の情報交換会をしたら面白そう、って思いました)


活動、研究資金とさせていただきます。