OLAS for Cancer Survivor

がんサバイバーに向けて性生活に関する情報を発信します。看護師とがんサバイバーで書いています。 あなたの背中を押すことができる情報がきっとあります。ぜひ立ち寄ってみてください。 ※「性生活をしてもいいか」は医師に確認しましょう

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がんサバイバーに向けて性生活に関する情報を発信します。看護師とがんサバイバーで書いています。 あなたの背中を押すことができる情報がきっとあります。ぜひ立ち寄ってみてください。 ※「性生活をしてもいいか」は医師に確認しましょう

マガジン

  • コラム集

    コラムをまとめています

  • 医療者向けコンテンツ

    セクシュアリティ支援に強くなるために必要な医療者向けの記事を集めています。

  • セクシュアリティ以外の勉強

    2021.5時点では「ケモブレイン」について

  • セクシュアリティ関連イベント

  • 勉強会

    OLASの勉強会の報告をまとめています。医療者が患者さんにどう支援していくか、勉強会を通していっしょに考えてきます。(最新の知識も!)

最近の記事

【コラム】後悔のないコミュニケーションに向けて活用したい冊子「重要な面談にのぞまれる患者さんとご家族へ」のご紹介

ご無沙汰しています。 最近様々な出来事が重なり、改めて私ができることを考えている日々です。 さて今日は、ひとつの冊子をご紹介したいと思います。 ・ちゃんと聞くべきことを聞けているのか分からない ・うまくコミュニケーションが取れていないと感じる ・いつも後から聞きたかったことを思い出し後悔する そんな思いが少しでも解消できるような手助けになる、冊子だと思います。 冊子「重要な面談にのぞまれる患者さんとご家族へ」 いろいろ探してきたのですが、今の時点ではこの冊子が一番シ

    • ケモブレインについて勉強①

      しばらくセクシュアリティのコンテンツが挙げられておらず…ですが、 今日は今勉強しているがんの治療に伴う認知機能の低下について(おそらくみなさんはケモブレインと表現していることが多いのかもしれません)を書きたいと思います。 私も臨床に勤めていたときは、あまり気づくことができていなかったのですが、 病院から出てみると仕事に戻ったときに以前と違うと感じるとか、もはや仕事ができないくらいの支障がきたっているなどの悩みを聞くようになりました。 なかなか書籍がなかったのですが、 よう

      • キャンサーネットジャパンのイベントのご紹介

        ・・・あっという間に2021年になってしまいました。 昨年はコロナ禍でオフラインのイベントが頓挫してしまってから更新が滞ってしまっていました。(ごめんなさい。) 今年はできることを進めていきたいとおもいます。引き続きよろしくお願いいたします。 さて、今日はキャンサーネットジャパンが主催するイベントの共有です。 2021年3月14日~3月21日は「AYA weeks2021」でAYA世代の患者さんに関連したさまざまなイベントが各団体で行われるのですが、(ぜひHP覗いてみてく

        • 【コラム】コロナ禍で暮らしを支える制度

          日々の生活と合わせて医療費がかかることは、多くのがん患者さんにとって負担になることだと思います。 愛知県を本拠地とするがん患者さんの就労支援団体「インディペンデント」から隔月で通信がでているのですが、13号はとても分かりやすくまとまっていたので、ぜひご覧ください。 ・コロナの影響で休業や失業し、仕事ができないときの保障制度について ・給料や個人事業主の売り上げが激減し生活に困った場合の給付金について ・いつもの支払いの減額や免除、期限を延ばしてもらうなどの対応について ・

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          3本
        • 体験談
          10本

        記事

          【コラム】がん患者さんの美を支える企業ができました

          最近少し時間をかけて、性が持つ様々な役割についての記事を書いています。 また近々投稿しますので、医療者の方だけでなく患者さんも見ていただければ嬉しいなと思っています。 さて今日は朗報があります。 POLAグループからがん患者さんやサバイバー向けのビューティ事業を展開する「encyclo~エンサイクロ~」という新企業ができました! 【MISSION】 すべての人の、美しくありたい想いを解放する。 【VISION】 誰もが美しくあることを愉しめる世界を創る。 がんの治療な

          【コラム】がん患者さんの美を支える企業ができました

          Q.白血病やリンパ腫の方に知っておいてもらいたい性の問題への対処

          写真は3月はじめに撮った少し早咲きのサクラです。 白血病やリンパ腫の方が受けられる治療が、性に対してどのような影響を与える可能性があるのかをまとめています。こちらを合わせてご覧ください。 Q.白血病やリンパ腫の方に知っておいてもらいたい性への影響① Q.白血病やリンパ腫の方に知っておいてもらいたい性への影響②~造血幹細胞移植による影響~ 今回は性への影響を予防する方法やどのように対処していくのかについてお伝えしたいと思います。 ●治療の際にできること 性へ影響をもたら

          Q.白血病やリンパ腫の方に知っておいてもらいたい性の問題への対処

          【コラム】医療者に性・セックス・性生活に関する相談をするときの心得

          ※今からお伝えすることは私(看護師)の経験からの一意見です。 「医療者に性に関する相談をするときの心得」とえらそうな題名をつけてしまいましたが、ラフに、でもお時間あるときにぜひ一読していただければ嬉しいな思います。 本来ならば患者さんが医療者に対して「これって聞いてもいいのかな」と遠慮することは、できれば避けなくてはなりません。 しかし「忙しそうだな…」とか「なんだか威圧的!」とか「このタイミングで聞いてもいいのかな…」など、さまざまな理由があって聞きたいことを聞けない

          【コラム】医療者に性・セックス・性生活に関する相談をするときの心得

          Q.白血病やリンパ腫の方に知っておいてもらいたい性への影響②~造血幹細胞移植による影響~

          この記事は白血病やリンパ腫などの血液がんで「造血幹細胞移植」を受けられる、受けられた方にぜひご覧いただきたい内容です。 (Q.白血病やリンパ腫の方に知っておいてもらいたい性への影響①も合わせてご覧ください。) 造血幹細胞移植による副作用や合併症には、性生活に影響を及ぼすものがあります。 しかし治療が終わった直後には気づかず、時間がたってようやく性生活に目を向けられるようになったときに「あれ…?」と気づくことがあるのです。 ちょうどそのころは、病院から離れてなかなか身近に

          Q.白血病やリンパ腫の方に知っておいてもらいたい性への影響②~造血幹細胞移植による影響~

          【コラム】2020年もよろしくお願いします

          あけましておめでとうございます。 とうとう2020年!オリンピックの年と思うだけで何だか背筋が伸びる思いです。 2018年の11月からOLAS for cancer survivorのnoteをはじめ、ここまで続けることができました。インスタグラムでコメントをくださる方々や、noteの記事に影響を受けたと言ってくださる方、活動を応援してくれる仲間のおかげです。本当にありがとうございます。 インスタグラムのフォロワーが400人を超えました。ぜひこれからも大きな影響力となるよ

          【コラム】2020年もよろしくお願いします

          【勉強会報告】婦人科がん・乳がん患者さんへのセクシュアリティ支援②

          【勉強会報告】婦人科がん・乳がん患者さんへのセクシュアリティ支援① からご覧ください。 11月16日に行った「明日から使える基礎知識!がん患者のセクシュアリティを支援する」の第2部の講義の内容です。 =============== ●性交痛の成り立ち 性交痛は不安や恐怖、痛みなどで性反応が抑制され、潤滑液が欠乏したり、膣壁が伸びないことで生じます。痛みがあると性的興奮が抑制され、さらに潤滑液が減っていきますし、痛みの記憶が性欲を抑制するという負のスパイラルが生じるのです。エ

          【勉強会報告】婦人科がん・乳がん患者さんへのセクシュアリティ支援②

          【勉強会報告】婦人科がん・乳がん患者さんへのセクシュアリティ支援①

          11月16日にOLAS for cancer survivor初めての勉強会「明日から使える基礎知識!がん患者のセクシュアリティを支援する」を開催しました。 当日は2部構成で行い、まず第1部では代表とがんサバイバーのKEIKOさんとの対談「患者さんの思いを知ろう」でした。 医療者がなかなか聞くことができないセクシュアリティへの感情を知ることができ、参加した医療者は支援の必要性を再認識しました。詳しくはこちらをご覧ください。 医療者の中で支援の必要性を感じているけれど支援

          【勉強会報告】婦人科がん・乳がん患者さんへのセクシュアリティ支援①

          【サバイバー体験談】(小児がん)〈性+生活〉と考えたときに気づいたこと

          大切な体験談です。 この記事は、私が偶然知り合い、意気投合したサバイバーの方に書いていただきました。 高校生のときにALL(急性リンパ性白血病)を発症し、抗がん剤治療と骨髄移植を行って、現在30代の方です。すごく素敵な女性です。 日常的にセックスをする機会はないかもしれないけれど、性に対してどのように考えているのか 医療者にもサバイバーにも伝えたいメッセージが含まれています。 ================================== 発病当時は高校生でした

          【サバイバー体験談】(小児がん)〈性+生活〉と考えたときに気づいたこと

          【勉強会報告】「患者さんの思いを知ろう」

          11月16日(土)にOLAS for cancer survivorの初めての勉強会「明日から使える基礎知識!がん患者のセクシュアリティを支援する」を開催しました。 約30名の方にお集まりいただきました。皮膚・排泄ケア認定看護師や婦人科外来に務める看護師をはじめとして、乳がんや婦人科がんサバイバー、企業の方もいらっしゃいました。 医療者でもありサバイバーでもある方が多数参加されており、がんとセクシュアリティに関して医療現場を変えていきたいと考えている関心の高い方々にお越し

          【勉強会報告】「患者さんの思いを知ろう」

          【備忘録】OLASが持つ強み

          インスタグラムからDMをくださって、ぜひ体験談を書きたいと言ってくださった方とお会いしてきました。 「このnoteは信頼できると思いました。考えをポジティブ転換することができました。」 と言ってくださいました。 その方と話した内容を忘れないように残しておこうと思います。このnoteがもっと多くの人に届くためにどうしたらいいのか、ぜひみなさまにもヒントをいただきたいです。 Q,どんな情報がほしいと思って探していたか 性生活はしてもいいのか、治療に伴いどんな影響があるのか、体験

          【備忘録】OLASが持つ強み

          初!勉強会やります。

          2018年の11月にこの活動をはじめたとき、「まずは今まさに治療を受ける、受けた方に対して必要な情報支援をしたい」という思いからnoteとインスタグラムをはじめました。 直接情報を伝えられるSNSは上手に活用しなくてはなりません。 この分野の情報を探しても、なかなか具体的な言葉が書いていないものばかりです。ちょっとでも情報不足感を減らす受け皿となり、それがサバイバーさん同士の繋がりで横から横へ繋がっていけば嬉しいな、と思っていたのです。 以前リサ・サーナという会社が運営

          初!勉強会やります。

          【コラム】AYA世代の方へ①(AYA支援チームをぜひ活用してください)

          “AYA世代”ということばが平成30年3月に閣議決定された第3期がん対策推進基本計画に盛り込まれました。AYAは「思春期~若年成人のこと」を表します。 がん患者さん全体の約5%ととても少なく、なかなか患者さんが持っているニーズや起きている問題を蓄積し、対策することができていませんでした。 ただし高校や大学、結婚や出産、子育て、仕事などさまざまなライフイベントがある複雑な時期です。 AYA世代の中でも思春期の学生と成人とでは社会的な環境が違いますので、ひとくくりにできない

          【コラム】AYA世代の方へ①(AYA支援チームをぜひ活用してください)