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つぶやき: 科学!ビッグファイブ!を受けたら「え?」ってなった話。

 「MBTIは科学ではない!」に対して「知ってた」という感想しかなかったOKZKオカザキです。一方で、ビッグファイブは科学であり極めて信頼性が高い、と。ふむ。それでは受けてみましょう。私が受けたのはビッグファイブで検索したらトップに出てくるBIG5-BASICというサイト。120問のシンプルな質問にYes/Noで答えていきます。

心理学で最も信頼性の高いビッグファイブ理論(OCEAN)に基づく本格的な無料の性格診断です。月間約5万人が利用し、多くの教育機関や企業で採用されています。占いや血液型のようなユニークな心理テストとは違い、回答傾向を統計的に分析し、精密な結果から詳細(辛口)にあなたの性格を明らかにします。個人の方は自己分析ツールとして、また企業の場合は採用時の適性検査(アセスメントツール)としてご活用下さい。

BIG5-BASIC

ずいぶん強気の姿勢ですね。さすが科学的信頼性の高いビッグファイブ。期待できますね。


辛口な診断結果に、辛辣なコメントを返すINTP論理学者

 まずやっぱり、最初に違和感を感じるのは質問が「多義的」過ぎるということ(これは16personalitiesも同じ)。複数解釈できるし、何とも答え難い。私が子供の時、高校生の時、大学生の時、会社員だった時、自営業をやっている現在、その時々で回答が明らかに変わるであろう質問が散見します。これらは「どちらでもない」を選ぶしかなかったですね。
 そして出てきた結果がチンプンカンプン。これって本当に本家ですかね?結果にコメントしていきます。

≫この検査の信頼性の偏差値は「S」です。(S~Cまでの4段階評価)
この結果は少し不自然Sなのに?な所があります。この検査に対し、見栄を張ったり悲観的に回答した可能性は低いでしょうあれ?ほめるんだ?。本音を隠し、無意識に少し自分を良く見せようと回答また否定するのか。した可能性があります。心理的問題をやや誇張して回答した可能性が考えられます。以上のことを考慮し、以下の文章を読んで下さい。

OKZKのビッグファイブ結果

 信頼性Sってことは、正直に答えたってことですよね?私自身も率直に答えたつもりです。ただ多義的な問いは「どちらでもない」で答えたので、その影響なのかな?『見栄を張ったり悲観的に回答した可能性は低いでしょう』の後に『本音を隠し、無意識に少し自分を良く見せようと回答した可能性があります』は草ですね。「見栄を張る」=「自分を良く見せようとする」では?『以上のことを考慮し、』と言われましても。どっちなんだい?(困惑)

≫あなたの交流力の偏差値は「40」です。
総合的にやや内向的な人と言えるでしょう。心はかなり内向きで、かなり打たれ弱く反論するけどな、対人関係に少し消極的なところがあります。また、社会的な接触を好む方ではなく、人前に出ることを極力避けようとし、社交的な場所ではやや依存的に振る舞う依存的ってなに?消極的ならわかるけど。傾向があります。

OKZKのビッグファイブ結果

 極めて内向的である、というのは自覚しているので、基本的にはその通りですが『かなり打たれ弱く』というのは…どう解釈すればよいのだろう?私はHSPなので「繊細である」という意味では当たっている気がします。ただ意味不明で下らない言動は「頭悪いな」としか思わないので基本的に無視します。その矛先が私に向いたら威嚇するか理詰めで心を折りにいきます。私は自分が興味があることに関しては、平均的な人よりは遥かに粘り強い自信があります。例えば会社員の頃に営業研修がありましたが、同期の中で恐らく一番売り上げを上げました(当然運が大きいが)。研修の最後にプレゼン大会があって、そこで恥をかくのは嫌だったので「結果を出そう」と腹をくくって営業先に飛び込みまくりました。人前でプレゼンするのも基本的には大嫌いですが、必要に迫られれば人並以上にやることはできます。就活の面接は何をするべきかが明確なので極めて簡単でした。
 HSP特有の「繊細さ」が打たれ弱く見えることはあるかもしれません。ただ、他者の痛みに強い共感を示して涙を流すこと、自分が積極的に重荷を背負うこと、相手への負担を避けること、を「打たれ弱さ」と表現するのは違う気がします。むしろそれを「打たれ強い」と言うのでは?自分の利益追求しかできないサイコパスは、自分の不利益を我慢できない、これを『打たれ弱さ』と言うのでは?この『かなり打たれ弱く』というパワーワードを吐き捨てておきながら、極めて具体性に欠ける分析は正直「頭悪いな」と思いました。まず言葉の「定義」を先に述べよ。本当に科学か?

≫あなたの調和力の偏差値は「43」です。
総合的に他人より自分を優先してしまいがちHSPの私にケンカ売ってる?の、少し自己中心的な人と言えるでしょう。人に対する思いやりの気持ちが少し低く、他人に敵意を感じたときはあまり隠そうとしませんまさに今のお前にな。。また、人の気持ちには少し鈍感で、他人に無関心なところがあります。自分の心理的問題や精神的な不安を認めようとせず私の内省力なめてる?、心に余裕がないため、人に対して融通が利かないところがあるバーナム効果のお手本のような表現。でしょう。他人には肯定的に接することを心がけているため、人に協力的ですいきなり手のひら返してきたw。非社会的行動を起こす可能性はほとんどなく、法律などの社会的規範を守るように心がけています。

OKZKのビッグファイブ結果

 うーん、、、どこから突っ込めばいいのか。前半部分は、HSPの私に対して『自己中心的』と吐き捨てやがった。恐らく周りから見れば自己中心的に見えるかもしれないが、私の共感性が多分高すぎるせいで周囲との行動にズレが起きているだけで、私からすれば他の大多数の行動の方が『自己中心的』に見えるんだよな。後半部分でいきなり『他人には肯定的に接することを心がけているため、人に協力的』とな?『自己中心的』はどこ行ったwww

≫あなたの適応力の偏差値は「64」です。
総合的に真面目で、社会性のある人どうしてそうなった?と言えるでしょう。勤勉さは標準的がり勉なめんな。であり、良識性が少し低く、物事に対する判断は感情的なものたぶん直観的の間違い。に左右される傾向にあります。少し心が狭くバーナム人の考えに偏見を持ちバーーナム責任感は人並みに持ちバーーーナム人から頼られることもありますバーーーーナm。一方、自分に対しては、劣等感を感じている部分がありますバーナム

OKZKのビッグファイブ結果

 これが本当に科学的な分析なのか?まずかなり際どい社会のへりでギリギリ個人塾の運営を8年もやっている私に対して『社会性のある人』とな?共感性が高すぎて社会不適合ギリギリの私に対して。どうしてそうなった?『勤勉さは標準的』?中1~高3まで自分の意思で毎日塾通いして今でも太宰府天満宮で「頭が良くなりますように」とお祈りをしてお守りを買っている私に対して『勤勉さは標準的』と、なるほど。その後の記述はバーナムオンパレードで書く気が失せた、略。

≫あなたの精神力の偏差値は「59」です。
総合的に落ち着いた人と言えるでしょう。感情的になることはあまりなく、攻撃的で、強い競争心を抱き、攻撃衝動が抑えにくくなるときがあります………え?。また、人に対してやや不信感を抱く傾向があり、不安や緊張が高く、神経質になりがちです。

OKZKのビッグファイブ結果

 いやいや、小学生に添削してもらえよ。『総合的に落ち着いた人と言えるでしょう。感情的になることはあまりなく、』というポジティブな前提の後に『攻撃的で、強い競争心を抱き、攻撃衝動が抑えにくくなる』ってネガティブな結論はおかしいだろ。まさに今後者の状態だがな。

≫あなたの創造力の偏差値は「43」です。
総合的に知的感性の少し低い人と言えるでしょう。物事に対して洗練した考え方をします。議論の場では、自分の意見を持ち、適度に自己を主張します。自分の能力への自信は標準的まぁ謙虚に、という意味ではそうかな。であり、程良く人に頼りますほとんど頼らない。。また、決断力は平均的ほう?で、自分の知識や経験を人に伝えることが苦手プレゼンは得意だがな。で、指導力は少し低いケンカ売ってんなぁ。でしょう。思考方法に柔軟性がなく、ときどき頭が固く見られることがありますお前のグニャグニャコロコロの頭に比べたらな。

OKZKのビッグファイブ結果

 おいおい。『知的感性の少し低い人』のくせに『物事に対して洗練した考え方』なんてできんのかい?論理が破綻してるだろ。個人塾を1人で8年切り盛りしている私が『程よく人に頼ります』だと?キャリアと安定を全て捨ててリスクを取ることを厭わない私が『決断力は平均的』と?
 『人に伝えることが苦手』はそうだが、やろうと思えば人並み以上にはできる。プレゼン後に「素晴らしかった」と就活では褒められたし、学会発表では受賞もある。『人に伝える』ためには、一つ一つ言葉の「定義」が示されないといけないよな。コミュニケーションの基本だ。私からすると、大多数の人が「定義」を置き去りにしている様に思えるから、私だけの『苦手』じゃなくて周りが総じて『苦手』なんじゃないか、と。だから『人に伝えることが苦手』は確かにそうだけど、その原因は私ではなく周りにある可能性だって高いだろう?『伝えること』(コミュ力)と「空気をよむこと」は違う。
 『指導力が少し低い』は喧嘩売ってるな。盛り上がってまいりました。指導力(リーダーシップ)の「定義」が私と君で違うってだけだろ。口がでかいだけの軍隊式の指導を私は「指導力が高い」とは思わない。私は人に考えを押し付けるのも押し付けられるのも嫌いだから、自分の選択権は自分にあり、相手の選択権は相手にあると考える。生徒を指導する時も、そのスタンスは崩さない。もし私のやり方と合わない生徒が居たら、辞めてもらう。お金の無駄だから(それが私の誠実性の示し方)。少なくとも「主体性」のない生徒は劇的に伸ばしてあげられる可能性が低いし、塾代がもったいない。そういった伸びる見込みがない生徒から席代だけむしり取って、落ちたら「生温かい言葉」をかけて慰める様なクソ『指導』は私のプライドが許さない。「親に金払わせて塾に来るんだったら、きちんと本気で勉強しなさい、君が稼いだお金じゃないんだから」と、私は平気で真顔で生徒に言います。それで辞めていった子も大勢いました。私が個人塾を始めて8年、貯金を切り崩しながら質を保つための試行錯誤を『指導力が少し低い』ですね、だと?少なくともお前の『指導力』の「定義」を示してからディスれよ、頭悪いな。

≫あなたのストレス状況の偏差値は「54」です。
総合的に、現在程良いストレス状況あおってんのかwwwにあります。悲観的な傾向にあり、不安や心配があったとしてもそれを認めて、克服できています。緊張は適度であり、深刻な不安感は感じていません。強いストレスを感じている可能性があります。また、心労の水準は普通で、ほどよい精神状況です。心に問題を抱えている可能性は低いでしょう。

OKZKのビッグファイブ結果

 だから、、、『悲観的な傾向にあり、』というネガティブな前提から『不安や心配があったとしてもそれを認めて、克服できています』というポジティブな結論が出てくるのはおかしいだろ。「悲観的な傾向にありますが、」という逆接じゃないと。中学生でももっとまともな作文書くぞ。
 『緊張は適度であり、深刻な不安感は感じていません。』の直後に『強いストレスを感じている可能性があります。』ってイカれてんのかwww

≫あなたのストレス耐性の偏差値は「54」です。
総合的に、ストレス耐性は平均的です。困難に直面したとき混乱し、適切な判断が出来ないときがあります。また、感受性はほどよく、不安や緊張に捕らわれても普通に対処できます。ストレスを受けたときは、その原因を深く考えず、否定的に捉える傾向があります。また、人と異なった考え方をする部分が少しあります。

OKZKのビッグファイブ結果

 ネガティブ『困難に直面したとき混乱し、適切な判断が出来ないときがあります。』からのポジティブ『また、感受性はほどよく、不安や緊張に捕らわれても普通に対処できます。』は、もう笑わせに来てる?『ストレスを受けたときは、その原因を深く考えず、否定的に捉える傾向があります。』は、HSPの内省力舐めてるだろ。『人と異なった考え方をする部分が少しあります。』誰にでもあるわ!


結論:科学かどうか以前の問題。

 いやはや、おったまげましたね。今時珍しいくらいポンコツじゃないか。まぁ多分、、、ポジティブに捉えたらまだシステムができたてほやほやで、ビッグファイブの神髄を発揮できていないだけ、という可能性もありますがね。ポジティブに捉えればね。
 ただ『信頼性が高い』と標榜して診断サイトを設けている以上、言い訳はできない気がしますがね。現行サイトで診断をした結果、『辛口』と言う名の「根拠のないディス」で心を痛めている人達は少なからず存在するのでは?『信頼性が高い』と謳う「クソディス」ほど悪質なものはないと思いますが。これで気持ちが沈んだり落ち込んだりする人がいたら、いたたまれません。気にしないでいいですよ。
 そもそも当たる当たらない以前の問題なんですよね。文章の論理が完全に破綻しているんですよね。それこそ小学生でも分かるくらいに文章がおかしい。そして書かれている人物像が自分のアイデンティティーとかけ離れている。「誰?」っていう。いや、ビッグファイブってこんな実力じゃないはずですよね?なんか私が想定していたものとかけ離れ過ぎていてビックリしちゃいました。
 MBTIでも8つの心理機能が有機的にどう働いているのか、ということを学んで深く内省しないと自分のタイプを見つけ出すのが難しいように、ビッグファイブも5つの指標の特性をきちんと勉強して、有機的な結びつきを深く学ぼうとする姿勢がない限り、意味がないのでは?本当にこの120問の質問に答えるだけで、生涯にわたって科学的な「再現性」なんて取れ続けるんですか?誇大広告すぎません?
 結果、「自分の内省力頼り」で、最もらしい自分の心の中心デフォルトポジションを探すのが必須では?それだったら本家MBTIの主張と同じですよね。本家MBTIは非常に謙虚な姿勢を取っています。「MBTIのいざない」には以下の様にあります。

自分で自分のタイプを決めるという、自己決定の権利 (p.285)
 タイプについて述べたり、また学んだりする場面では、実施結果をフィードバックされる際に自分で自分のタイプを「決める」ことの重要性について、強調されることが不可欠である。自己決定の権利というのは、あなたが MBTI や他の性格検査の結果を受け取るとき、自分自身が自分の結果を解釈する一番の専門家であるということ。あなた自身が自分について考えてきたことが、他のどの解釈内容よりも重要なのである。自分のタイプを探求していくときは、自分の選択に状況がどのような影響を及ぼしてきたかを考えながら行うことが重要だ。たとえば、子どものときに習得した行動 (「いつもやるべきことをやってから遊ぶ」など) が、どのように自分の判断に影響を与えてきたかを考えたり、成長するにつれどのように自己評価が変わってきたかを振り返ることをすすめたい。あなたがいまもし、結婚したばかりだったり、転職したてだったり、子どもを産んだばかりだったりというような人生の転換期にあるとしたら、これらのことがどのように自分の考えに影響を及ぼしているのかについて、考えるのもよい。つまりタイプ指向とは、自分の行動に影響を与えるすべての要因との関係のなかで考えられるべきなのである。受けた本人が自分にとって本当なのかどうかを決定する権利があるのである。
 もしあなたが認定ユーザーか検査実施者ならば受検者が自分の行動に対するさまざまな影響の側面(生活状況や職場の期待などを含めて)について考えられるようなエクササイズを考案することによって、クライエントが自分のどの行動の表れが自分のタイプと関係ありそうか、またどの行動の表れが他の要因によるものなのかなどを明確にすることができる。一人でタイプの枠組みから自己洞察を深めてもらうときにも、同様のことがいえる。重要なのは、受検者が行動について得られた情報を、その行動に含まれた複雑さと豊かさをそのままに、洞察を深めていける機会を、フィードバックする人がつくることなのである。あなたが自分のキャリア転換を考えたり、誰かのキャリアカウンセリングを担当しているときに、キャリアに関する適性検査や性格検査の結果のとおりにキャリアを次から次に変えていくようなことはしないであろう。もっと他の情報、たとえばそのキャリアに求められる能力や学歴の条件、そして仕事の多様性や勤務形態など、そのほかいろいろな情報を含めて、総合的に考えたいと思うはずである。それと同じように、あなたが自分のタイプについてフィードバックを受けているときも、自分の行動に影響を及ぼしているさまざまなことも含めて探求し、最終的に、自分で自分のタイプを選ぶべきなのである。 MBTI の開発者であるイザベル・ブリッグス・マイヤーズは、MBTI の検査の結果は、ただの現在における仮説にすぎないと明言している。あなたが最終的に自分で判断すべきことで、万が一、結果のほうだけを重視するような言い方をする人がいたら、慎重に接するべきである。
 行動においていろいろな面からの徹底的な検討が欠落している場合、タイプという考えは他者を決めつけたり、偏見を助長する方法で使われてしまう。たとえば、自分が外向と内向の指向の両方をやっていることを考慮に入れなかった場合、指向するほうを必要以上に高く評価してしまうか、自分の限界を設けてしまうかのいずれかの罠に陥り、自分の行動に関わっている他要因の存在を無視してしまう恐れがある。

MBTIのいざない

いや、MBTIにもシステム上の問題はいっぱいあると思うのですが、今回ビッグファイブを受けてみて、その「凄み」が全く分からなかったし、分析のフィードバックがクソディス過ぎました。『辛口』っていう言葉は「的確である」前提でのみ効果的に働くので、不適。ただただ不快にさせられたので、ここに晒します。皆様お付き合い頂きまして、大変ありがとうございました。


それではまた!


よければこちらも ↑
以下、ビッグファイブのフィードバック画像。

ビッグファイブビジネスの香り