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昔のほうが快適に近道なときがある。

人は欲張りな生き物だと思う。しかしその欲望と同時に、あらゆる感情を持つ生き物でもあって、欲望に素直になれないことも多い。

たとえばカレーを食べたいとする。太るから脂質や糖質の少ないものを食べようと、体の健康から食べるのを控える。

私たちの生活は単純な欲望に加えて、世間体とか少し先の将来とか理屈とかいろんなもので凝り固めて、欲望を抑えながら生きている。

一方で、シンプルな暮らしを謳った本が流行ったり、欲望には忠実にいるべきだ、という一派もいる。

最近、春から夏にかけての季節になりどんどん暑くなってきた。

私は暑がりなので夏は涼しいほうがいい。アスファルトの照り返しがすごいので冷感のあるアスファルトができたらと思う。エアコンも涼しいのはいいけれど、喉が乾燥するし、風通しが悪くてすごく嫌だ。喉が乾燥せずに風通しも良い空調が生まれればと思う。

そうやって考えると昔の生活は理にかなっている。アスファルトではなく、水の張った田んぼや放射熱がアスファルトに比べて小さい土がほとんどで、雑木林で森を覆い涼しい風を流していた。

しかし厄介なのが蚊や虫の存在だ。蚊帳や蚊取り線香はあるが、今のアスファルトに比べると圧倒的に多かったはずだ。

しかし虫の解決さえクリアすれば、案外70年ほど前の住環境の方が暑さは楽な気もする。

戦後や高度成長にともなって、あらゆるものを切り捨てて外国や異文化を取り入れてきたが、昔の日本の暮らしのほうが、令和に暮らす私たちの快適さに近い可能性もある。

身の回りの暑さは地球温暖で暑くなったと言われるが、地球レベルの問題以外の半径1kmとか10kmで起こる問題もたくさんあるはずだ。

政治と金に報道の質。空き家問題、1次産業の衰退、戦争や防衛費など、解決に向かうべき問題は山積みだ。

いろんなものに疑問を持って、改めて見つめ直す。そうして行動に起こせるところから起こす。

SF映画やスーパーマンやドラえもんの世界でない限り一発逆転はあり得ない。少しづつの積み重ねが、解決に向かう唯一の方法ではないかと思う。

そこに温故知新や環境、歴史という視点が入れば、案外近道なのかもしれない。

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