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「現代俳句」2024年7・8月号を読む。

「現代俳句」を読む時に、感銘句に印をつけています。

そのうち、特に面白かった感銘句を勉強のためにご紹介したいと思います。


2024年7月号

風を詠む


アイスクリーム舐めて確かに生きてゐる
今村たかし

茅の輪くぐる「どこでもドア」のように
松原小蕾

つま先の孤独がつつく蛇苺
山中未萌

ベーグルの穴から覗く夏の月
清水恵子

空へ空へひまわり以上のこころざし
たかつ香艶

居場所とは今居るところ蝸牛
森一心

図書館俳句ポスト


書店出て紙漉くやうな春の雲
田中子牛

新入会員記念作品


水は水にかへして広し夏の海
各務麗至

毛蟹いま脱皮の途中脱ぎにくさう
小川真理子

犬のかほ賢く見ゆる良夜かな
佐合たけし


2024年8月

列島春秋


観覧車眠りにつけり遠花火
西村操

新作現代俳句十句

背泳ぎは無防備すぎる泳ぎ方
西谷剛周

風を詠む


永遠の夏の休暇のやうに海
安田中彦

良い事あった帰りの月が大きい
いまきいれ尚夫

ジューサで絞りきれない青葉山
松本幸子

図書館俳句ポスト


ましかくにアイロンあてるハンカチーフ
阿部眞澄美

芽ぶくものみんな味方にして歩く
山彦


以上です。

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ゆめいるか書房
最後までお読みいただきありがとうございました。 もっと面白い記事を書けるように日々頑張ります。 次回もお楽しみに!