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高校時代、いつも眠くて。

もう33、34年ぐらい前ですか。

私にも若い時があったんだなと思ってしまう歳になったのだと実感します。

なんでもやりたい年頃だったので、得意だった水泳部と小さなころから好きだった星が見れる天文部を兼部していました。

平日は部活でほぼ毎日夕方まで練習で、日曜日は自主練していたのに、土曜はお小遣い欲しさに母が勤めていた銀行のメールの仕分けのバイトもしていました。

我ながら見事なバイタリティーだったと思います。

一体、いつ休んでたんだっけ?

答えは簡単で、雨の日や行けるときには天文部の部室みたいな「地学室」に行って端っこの方で、寝ていました。

サッカー部の同じ兼部仲間と自分の好きな席でお休みしてました。

天文部の部室のみたいに使われている地学室は、第二校舎の端なので水泳部部室からちょっと行けばすぐにつきます。

運動後のお休みにはうってつけで、小一時間寝れば回復して、その後下校時刻までそこで友人たちとくだらない話とかして帰ったものです。

帰りのはたまにデニーズに行って、当時リーズナブルだった「デニーズコンボ」とお変わり自由なコーヒーを頼んだりしていました。

そこでも寝てたような気もします。

当然、自主練しない日曜日はほとんど寝ていたような気もします。

とにかく眠かった記憶しかないような…

動いているとき以外は、食べて・寝てを繰り返す毎日で、全然太らなかったのを覚えています。食べたものは全部筋肉になったんでしょうね。

充実した青春だったとは思います。

「覆水盆に返らず」

今、甥っ子が高校生ですが、話を聞くと同じようなことを言っています。

「この時間は戻ってこないから、じっくり味わった方がいいよ」

寝ていても、もったいないよ。楽しい事はいっぱいあるのだから。
こういい始めたら、立派な「おじさん」ですよね。

春の日に地学室の窓際で、ちょっと心地い風が入ってくる場所なら、今はおじさんは使ってないから使ってもいいですよ。

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