
嫌煙家には、なれないと思います。
以前は「ヘビースモーカー」でした。
三十代後半で、呼吸器系の病気で入院する前に禁煙するように医者に言われ、しぶしぶ禁煙パッチを4か月腕に貼り続けやめました。
退院して、会社に復帰した時点でタバコを再開しようとしていたのですが、断念しました。
理由は、簡単です。吸えなくなってしまったからです。
もらいタバコをして一口吸った瞬間、咳が止まらずに呼吸困難になりかけました。
喫煙所に入った時点で気づくべきでした。入った瞬間息苦しかったので違和感はあったんですよね。
やめるまで約20年間毎日2箱以上吸っていたいました。
当時の周囲は喜んでしたとは思います。嫌煙家の母は特に喜んでしたと思いますし、嫌煙家である高校時代からの親友も遅いぐらいだと怒っていましたし。
その後の私は「燃え尽きたタバコの灰」のようでした。
依存していたのは分かりますが、やめてから5年ぐらいは「やる気」もなくなっていた感じです。
成人男性で重要な時期だと思われる、30代後半から40代前半を無気力に過ごしてしまったと思います。
現在は、やる気も戻ってきたので色々なことにチャレンジしています。
色々な思い出とともにあった「喫煙生活」には戻れないです。
それでも、吸ってる人をうらやましく思えなくなってきています。
吸えないのはしょうがないのであきらめがついた感じですかね。
「愛煙家」から「嫌煙家」になる人がいるといいますが、私は「愛煙家」に戻れなくても「嫌煙家」にはなれないと思います。
「いざ!という時」「ドキドキした時」「悲しさを紛らわせる時」「暇をつぶしたい時」「一戦後の気怠い時」「飲み会の時」「徹夜している時」「寝る前の時」「朝起きた時」etc.
ずっと依存してきたので、嫌いにはなれないと思います。
吸わなくなって、10年以上経った今でも真に健康に戻れたならもう一度吸ってみたいとは思っています。
呼吸困難にならないならですけどね。