
昔の記憶をたどると、白黒写真がカラーに見えてきた。
そんなこともあるんですね。
↓ 昨日かいた記事を読み返していたら、微かに思いだしてきました。
昔はどんな風景を見ていたんだろう。
昨日、何気に記事を書いて思たのですが、
「小学生の時、この写真を撮った時どんな気持ちだったのか?」
面白くないですか?自分の40年前の記憶がを思い起こしてみたら意外なこと思い出したりしてw
…などと妄想しつつ、ちょっと思い起こしてみました。
なんだか捨てられずに取ってあった写真を束にして、お菓子の缶に入れてあったものの中から、
「なに?この構図。意味わからんww」
と言うものを3枚ぐらいチョイスしようと思ったのですが…
やば。見たもの見たものわからん…なんでこんな写真撮ったの?
急遽、「分かるかもしれないもの三選」に変更しました。
「ガードレールの後ろにかすんだ山が見える」写真。
…正直、全くどこを撮ったのかわかりません。いつ撮影したのかもわかりません。
ですが、かすかに思い出したことは、
「わーこんな風景見たことない!」と思ってちょい感動した記憶が。
多分、どこかのパーキングエリアで休憩があったんでしょう。
当時の私はバス酔いがひどく、休憩時間は吐いた後に水筒の水を飲んで吐いてを繰り返して休憩時間をフルに使っていました。
この時、すっきりはしていませんでしたが、外の風景を見る余裕と手にカメラを持っていたので撮ったのでしょう。
色のついていない写真の中に写る山々が薄く青に見え始めてその下に見えるガードレールの向こう側にある草が緑に見えた気がしました。
もちろん思い出補正ありですけどね。
ローアングルからの「木洩れ日」の写真。
これは小学校の校庭のわきに卒業制作の一つじゃないかなと思われる小さな丘(と言うか庭園?)で撮ったものなのが分かります。
いつ撮ったかはやっぱり不明ですがw
これは、覚えていました。なんで撮ったのか。
「かっこいいアングル」と思って意図的に取ったのです。
大人の私は、子供のころの芸術性を思い出せる訳もないですが。
とにかく「かっこいい」写真だったのでしょう。
…割と恥ずかしいものですね。
若干写っている壁は、鉱石の標本が埋め込まれた石の標本台ですが、
残っている石は地味なものしか残っていませんでした。
当時の小学生は何でも壊すのが仕事だったんじゃないかと思うぐらい完璧にきれいな石だけ取り外されて無くなっているか、周囲に普通の石と一緒に転がっていました。
多分一か所は自分も手伝って破壊工作した可能性もあります。
写真は白い太陽の周辺は薄い黄色で濃い緑の葉っぱの向こうに、真っ青な空が少し見える感じです。壁の色は写真のままの色でしたね。
最後は「誰も写っていない教室の写真」
今見て、一番芸術性のある写真に見えました。
これは「撮っておくといいぞ!」と先生に言われたから撮ったやつだと思います。記憶は曖昧ですが。
この写真を見て、うまくは言えないですが、
「無限の可能性があった少年時代の選択肢が生まれたところに出くわした感じ」がしました。
ああ。こういう道に進むことも可能だったんだな。
当時意味が分かっていたら。
スポットライトを当てたような光が机の上にあたり薄い茶色に光っている感じで、教室は暗いながらも当時の色が見える様でした。
思い出補正が一番効いた写真って感じでしたね。
もう当時に戻りたいとかは思いませんが、いい時代だったのでしょうね。
当時の自分にとって。
他の写真たちにも色が戻ることを祈りつつ、お菓子の缶を閉めました。
もうちょっと歳をとってからじっくり時間を掛けてみてみようと思います。