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パタヤ・バンコク一人旅⑮

謎の路上パフォーマー現る

快適だった、ベルトラベルのバスの旅も終わりました。

360Bとパタヤからバンコク行きの方が110B高いのですが、パタヤ同様にバンでホテル近くまでつれて行ってくれました。

降りて数百メートルでその「事件」は起きました。

今晩1泊予約をしたはずのホテル(※1)まで、あと300メートルぐらいで、目の前から手を振っている白人の身なりがきっちりしている人がいます。

後ろに誰かいるんだろうなと、無視していると通りすがりで「エクスキューズミー」とご丁寧に挨拶してきます。

目が合ったので、「ハロー」と言ってやります。旅行でハイになってるイギリス紳士なのか?と思い、「バァイ」と手を振り通り過ぎます。

「ストップ!ユーアスピークイングリッシュ?」というので、「ア、リトゥ」と言っときました。よくわからんのですが。

突然、頭に指長しながら「イメージ!イメージ!ア、フラワー、ア、ナンバー、ア、カラー。オーケ?」は⁇なんぞ⁇

分からないけど、襲ってくるわけではなさそうなので、一定の距離を保ちつつ、律儀にヒマワリ、25、〇✖▼色(考えてないです)を頭の中で思い浮かべちゃいました。

「ユーイメージ、サンフラワー?イッツペーパーオープンPLZ」と渡されると、サンフラワー、25、ノーカラー」と書いてありました。思わず拍手すると、一礼した後、お店で伝票挟むようなものを渡してきます。

「ユーエキスペンシブマネーPLZ。プライスオブマネーウイル、ダブルオバー。ユーアンダスタン?」…どうやら高額紙幣を挟めってことか?

…やばい。これパフォーマンス詐欺?分からん^^;

こちらが悩んでいると、ハリーハリーとせかします。

「20B?」と一応出してみますが、「ノー!!」というので、ヤバい。これは持ってかれる奴だなと判断して、無理やり伝票挟むやつを取り上げ、20Bを挟み「ユーグッジョブ!!チップ!チップ!」と渡して、「バーイ!」と大袈裟に手を振って逃げ出しました。

小さい手を振っている白人さんに、多少ビビりながら振り向かずホテルへ向かいました。

「ナナホテル」に到着です。

※1:パタヤでも混乱していましたし、この時点で気が付いてないのですが、2泊が正解です。パタヤで4泊・バンコクで2泊の6泊7日の旅行です。途中勘違いして5泊しかできないと思い込んでいました。

ナナホテルに到着。部屋は綺麗です。

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冷静になって考えたのですが、ひまわりは途中1人タイの人が帽子に付けてたのを思い出しました。多分グルか、同じ方向で歩いてきたのを見て直前で書いたんでしょうね。数字と色は分からんですけど…

ナナホテルのフロントに息切れながら入ります。

バウチャーを出し、ここで気が付くのですが、明日も泊まるみたいです。
へ?、ヤバ!AにLINEで連絡してみます。

「A?おくやんだけど、今晩の約束だけど、勘違いしてたんだけど明日もあるみたいなんだよね。明後日の朝早帰国なんだけど、どうする?」

「ああ。それならちょうどよかった。明日の方が自由に動けるからそうしてもらえる?」

即OKです。…助かります。今晩ゆっくりしたいしね。

フロントに向かうと、ちょっと古びたフロントです。ホテルの人は割と忙しそうに待っているお客の対応してます。空いた隙にフロントに行きます。

バウチャーを見せ、ボーイさんに部屋へ案内してもらいます。

年代物のエレベーターですが、さすがに自分で開けるタイプではなさそうです。人ものってないです。

部屋まで荷物を運んでくれました。

チップをあげてボーイさんがなんか言ってるんですが、ちょっと理解でいませんでした。一礼して出ていきます。

ちょっと疲れたので休むかと思った瞬間、カーテンの外が暗くなったと思うと、突然、窓の外にすごい音が聞こえてきます。

「何?何?」ちょっとパニックです。

「ザー」という音と、「ペタペタ」という壁を伝う感じの音が窓の外を行ったり来たりします。

なんかよくわからんです。大きなトカゲが窓の外を行ったり来たりしているようにも聞こえます。

カーテンを開けるとどうなるのかもわからんので、じっとベットで横になっていました。

30分ぐらい経つと音も急に小さくなって、なくなりました。

カーテンを開けると、太陽がのぞいています。なにもなかったようです。

下はよく見えなかったのであとで見てみようと思いました。

何だったかは結局わかりませんでした。

カーテンを開けた部屋は案外綺麗でした。やっぱり歴史はあるけど手入れの行き届いたホテルみたいです。…ちょっと尋常じゃない音でしたけど。

休めたし、外は結構涼しくなっているんだと思うので、前に行った「バスストップ」で昼飯でも食うか。このホテルの並びにあるので。

サンダルに履き替え、必要最低限のものだけ持って外に出ます。

部屋の外に出ると、来た時より薄暗くなっています。

目の前のソファーには、白人の結構年配の人が一人座っていました。

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