夢追い人こそ効率のいい副業を

12.自分に見合うアドバイスでないとコツは掴めない

コツを掴み始めると、最初のダメっぷりが嘘のように上達は早いものだった。

一時は1100円まで下がった時給は、1年後には1250円まで上がった。

1年でコツは掴みまくった。あとは、持ちうるテクニックや頭脳をいかに駆使して、最大限いかすか。
語弊があるかもしれないが、気がつけば僕はテレアポをゲーム感覚でやれるようにまでなっていた。

テレアポは頭脳ゲームだ。頭のいい奴が勝つ!

そんな気持ちだった。

そうなると、逆に最初の2ヶ月は何だったんだろうかと思う。

最初はどこをどう改善すれば契約に至るのかさっぱりわからなかった。
勿論「こうした方がいいよ」というアドバイスはたくさんもらってたが、アドバイスがすぐには結果に繋がらなかった。

結局のところ、アドバイスをたくさんもらっても、どのアドバイスが自分にとって優先順位の高いものかわからなければいかしきれない。そういうことだったように思う。

現状の自分の実力がレベル1なら、レベル1に見合ったアドバイスがある。
それをいかせばレベル2に上がり、今度はレベル2に見合ったアドバイスをいかせば、レベル3へ。そういうもの。
1つ1つ階段を上がっていくのが、結局一番の近道。

基本がまだなのに応用編のコツを聞いてもピンとこない、なんてことと同じである。

レベル1の人が「レベル5のコツを掴みなさい」とアドバイスされても、えてして迷ったり自信を失ったりするだけ。

ましてや僕の場合、レベル1どころかレベル0と言っていいぐらいだったため、余計コツを掴みにくかったのだ。


教える側の視点でも考えてみよう。
教える側は、まずアポインターのレベルをきちんと把握することが第一。
どういうアドバイスをおくるべきかは、その次。
アポインターのレベルがわかってないと、最適なアドバイスは決まらない。

また、我流すぎるやり方を押しつけないことも大事だ。
野球で言うと、イチローの振り子打法は誰にでもすすめていいフォームではない。それと同じ。


あと、どこの仕事場でもよく耳にしがちな言葉。

「なんでそんな簡単なことできないの?」

教える側が、自分なら簡単にできることをなかなかやれない人に対して、思わず口にする言葉。
これ、教える側の気持ち・ストレスもよくわかる。僕自身もたまに口にしてしまうこともある。

しかし、なぜできないかは教える側も考える必要があり、また教え方がどうなのかを自分に問わねばならない。
それも含めて教える側の仕事であることを決して忘れてはいけないだろう。

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