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いい加減にしろ

「いい加減にしろ」
この言葉が使われるのって、「もう我慢ならない」「辛抱の限界だ」「ふざけるな」みたいに、怒りが噴火寸前(いやもう噴火したときかも)の時だと思う。

でもでも、字面をよく見てみると

「いい加減にしろ」

「ちょうどいい具合にしてくれないか」って意味だから、なんだかそれを頼んでいるって考えたらちょびっとだけ可愛くに見えてきません?

僕は、

「おい、このお湯はちょっと暑すぎるからいい加減にしろ」

とお風呂の温度の調節を不器用に奥さんに頼む60代のコワモテおじさんが浮かんでくる。
厳しく、アタリが強いけど実はおちゃめ、みたいな。


なんかそんなこと考えてたら「いい加減にしろ」って言葉を受けたときのダメージがやわらいで、むしろ「あ、この人ちょうどいい具合にしてほしいんだ」って場違いにうふふってなっちゃったりするのかな。

でもたぶん、相手にこれを言われるときって、本当に自分がマズイことして怒らせているから、自ら調査はしないでおきます。ブチギレ相手にうふふはさすがにいい加減ではないもんね。



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