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いい加減にしろ

「いい加減にしろ」 この言葉が使われるのって、「もう我慢ならない」「辛抱の限界だ」「ふざけるな」みたいに、怒りが噴火寸前(いやもう噴火したときかも)の時だと思う。 でもでも、字面をよく見てみると 「いい加減にしろ」 「ちょうどいい具合にしてくれないか」って意味だから、なんだかそれを頼んでいるって考えたらちょびっとだけ可愛くに見えてきません? 僕は、 「おい、このお湯はちょっと暑すぎるからいい加減にしろ」 とお風呂の温度の調節を不器用に奥さんに頼む60代のコワモテお

    • 「キーーン」

      高校の同級生で、それぞれ進路を違えてからかれこれ10年近く、用もなくしょっちゅうつるんでいる友達がいる。 僕がふざけて大きい声を出したときに、ソイツは、真顔でふざけて「キーーン」と言う。 「うるさっ」と返されても、いやな思いはみじんもしない仲だけど、「キーーン」にはまったくチクチクを感じない。 「うるさっ」ではなく「キーーン」 なるほどなぁ。きっとアイツは特に何も考えずに言ってる。 すごいなぁ。

      • 神速の田内さんがいないと行列

        出勤まで時間がない。焦って足がむずむずする。 母校の大学の食堂で先輩とお昼ご飯を食べることにしたため、小走りで向かう。 初めて行ったとき、店内の隅に置かれていた観葉植物の土がこぼれているのを見て「清掃が甘いな」と生意気なことを思っていた定食屋は、横目で見ると新しい看板になっていた。店内も新しくなっているのかな。 学生であふれかえる学食内は、周りの目を気にしすぎていた大学時代よりもむしろホームグラウンドで、見渡す限りの学生は景色の一部に感じられた。 学食では現在北海道フェ