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【フェイクニュースの科学】誤情報を拡散する心理からフェイクを見破る方法まで【後編】
「フェイクニュースの科学」の後編です!前回は、
フェイクニュースを拡散している犯人って誰なの?
とにかく事実ベースの情報を発信し続ければいいってわけではないのでは?
みんな、フェイクニュースのことをどのくらい心配してるの?
ってあたりを確認しました。てなわけで後編となる今回は、「世に蔓延るフェイクニュースをいかにして見破るか?」ってな話をしていこうと思いまーす。
基本は確証バイアス対策でGO!
まあ基本的な方針としては、フェイクニュースの犠牲になるのを避けたいなら確証バイアス対策をするのが吉。つまり、
人間は相反する情報を見つけた時、自分の信念に合致している情報が真であると解釈し、自分の信念に反する情報は拒絶するか無視する
っていうバイアスとどう付き合っていくか?ってがポイントというわけっすね。
ちなみに、このバイアスがどうやって形成されていくのか?って問題に関しては、以下のような推測がなされていたりします。
幼少期に、親が文化的規範や社会に合わせて「ふり」をさせるよう指導する(「ごっこ遊び」とかが典型)
少し成長してくると宗教とかを教わっても「それって違くね?」と感じるようになるけど、親の信念に逆らうと家族内で摩擦を生むから間違ってる信念でも合理化しようとし始める
何度も繰り返すうちにその思考うプロセスが無意識に行われるようになり、ゼロから物事を判断する代わりに別の前提知識や規範に頼るようになる
てなわけで、いろんな情報が錯綜する現代社会において人がニュースを見るときにも、「一見不条理・複雑に見えるメッセージに真剣に向き合うよりも、今までの思い込みに合致した単純なフィクションに固執するようになってるんだよー」ってわけですな。
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