見出し画像

サウナ研究最前線:科学的に証明された健康メリットと正しい活用法

サウナブームが再燃している昨今。実は、このサウナ、単に気持ちよく「トトノウ」だけじゃなくて、様々なメリットがあることが科学的に示されてきてたりするんですよね。

そこで今回は、「なんとなく体にいい」と思われがちなサウナの効果について、最新の研究データを紐解きながら、具体的にどんなメリットがあるのか見ていくことにします。ちなみに、これから紹介する研究の多くは、フィンランド式サウナ(温度80-100℃、湿度10-20%)を使用したものがメインになります。日本の一般的なサウナもだいたいこの条件に近いので、参考になるはず。


ストレス軽減

まず最初に注目したいのが、サウナのストレス軽減効果。「ああ~、トトノウ~」って感覚が実際にストレス解消に役立ってることがきちんとしたデータで示されているわけですな。

例えば、Medical Principles and Practice誌に掲載された研究によると、サウナに入ることでストレスホルモンの「コルチゾール」が10~40%も減少することが確認されたそう。念のため確認しておくと、コルチゾールっては体内時計の調整やエネルギー代謝に重要な役割を果たすホルモンで、慢性的なストレスで高止まりすると良くないとされているやつですね。

また、興味深いのが、サウナに入る習慣がメンタルヘルスに与える影響についての研究結果。The Journal of Alternative and Complementary Medicine誌に掲載されたレビューでは、定期的にサウナに入ることで、

ここから先は

13,903字
ほぼ週刊。初月無料ですので、お気軽にどーぞ😊

おくさんずノート

¥550 / 月 初月無料

世界中の研究者たちから届いた最新の研究をもとに、私達の人生をより良いものに変えていく方法を考えます。

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?