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「オバサン」になって分かったこと

世の中は今、未知のウイルスの猛威に大変な状況になっています。

医療関係者の方々や私たちに必要な物資を届けてくれるお店の方々、情報を届けてくれる報道の方々、外出を我慢してお家にいてくださる方々、たくさんの人に感謝です。ありがとうございます。

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若い女性と同じ土俵で戦っても勝ち目はない・・・

私がここ数年で痛切に感じていることです。

四十も半ばを迎え、少し昔の感覚でいえば「初老」に片足を突っ込みつつあるこの頃ですが、若い頃は自分が「オバサン」になる日がくるなんて思ってもみなかった。でもどんなに避けても誰にでも必ずやってくるものなのだと最近ようやく理解しました。

若かりし頃は「若い女性」というだけでチヤホヤされたり優しくしてもらえたように思います(ちょっと言い方に棘がありますね(笑)ごめんなさい)。

なのに、だんだん人から大切に扱われなくなってきた・・・。

レディファーストの場面でも、最優先はされなくなりました。若い女性が先。私はもはやレディですらないのか…?と落ち込んだことも多々あります。

夫も、若い女性には優しく接して気遣いを見せたりするのに、私にはとんと無関心。

そんな状態が、始めは惨めに感じて悲しくて…。「もう誰からも大切に扱われることはないんだな」と悲嘆にくれた日もあります。

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悲観的なことを書いてきましたが、オバサンになって良かったこともあります。それは自己肯定感が上がった(上げざるを得なかった)こと

若い頃は自己肯定感が低くても周りが褒めてくれたから生きづらいながらも生きのびてこられた。だけどオバサンになったら誰もチヤホヤしてもくれないし褒めてもくれない。自分のことは自分で肯定しないと苦しくて生きていけないのです。

よく「オバサン」は図々しいとか、恥じらいがないとか、周りを気にしないとか言われるけど、それはオバサンなりの自分の守り方だと思います。だって自分で自分を大切にしないと、誰も大切にしてくれないから。

世間にはオバサン不要論もあるようですが、オバサンは今日もたくましく生きていく。私は自分が「オバサン」だということを受け入れられてから、人生を生きるのが楽になってきました。

まあ、こういう感覚が「オバサン」と呼ばれる所以なのでしょうけれど、それでもオバサンって意外と楽しい♪


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