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答えはいつも自分の中に
私は過去に何度か死のうとしたことがあります。
一番「死」に近かったと感じるのは、5年くらい前。
実はあまりハッキリとは当時のことを覚えていないのです。辛い記憶だったためか、記憶に黒いモヤモヤがかかっていて。
覚えているのは・・・
辛い
悲しい
苦しい
寂しい
その感覚だけ。
あのとき、誰かが私の話をただ「うんうん」と聴いてくれたら、もしかしたらあんなに苦しくなかったかもしれない。もう少し早く「死」から離れられたかもしれない。
私には聴いてくれる人が誰一人いなかった。「死にたい」なんて友人には言えない。姉に自殺をほのめかしたら、ものすごい勢いで「人に心配かけないでよ!」と怒られました。ボールを投げたら、キャッチされずにバットで思い切り打ち返された感覚。
本当は苦しい気持ちを誰かに聴いてほしかった。ただそれだけだったのに、叶わなかった。
ため込んだ睡眠薬を飲んで眠たくなったらドアノブで首を吊るつもりでした。発見されたときのことを考えて大人用のおむつまで準備していました。
あの時どうして自殺を思いとどまったのか忘れましたが、たぶん直前で怖くなったのでしょう。
私は弱虫に生まれて本当に良かったと今では思います。死ぬ勇気がなくて良かった。
時には死ぬよりも、生きる方が勇気が必要なこともありますね。そんなときも、誰かに自分の話を聴いてもらえたら、生きる勇気が湧いてくるような気がします。
誰にでも、ただ聞いてほしいこと、ただ話したいこと、ただ吐き出したいことがあります。
解決策を知りたいわけでも
アドバイスが欲しい訳でもない
ただ話したい、ただ聞いてほしい
そしたら自分で立ち上がるから
私は自分の経験から、答えは自分の中にしかないと思っています。もちろん自分以外の人の意見やアドバイスは参考になるけれど、最終的に自分なりの答えは自分の中にしかないのです。
その答えを知るにはアウトプットするしかない。そう思います。
自分の話をすることもその方法のひとつ。
答えは自分の中にある。
私たちはいつでも自分の中に答えを持っています。ただ、それに気づいていないだけ。
誰もが「自分なりの答え」を見つけられるよう、「自分の話をする場所」を私は作っていきたい。そう思います。
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