6月14日「この猛暑でもチロルは溶けなかった」
2021年6月15日の日記。
●今日の喜怒哀楽
喜：「死にたい夜にかぎって」観た。多分何度観ても、ふたりの関係性の異常さと繊細さのバランスがあまりにも脆く美しくてEDの度泣いてしまいそうになる。真綿で首を締められるような日常の中で、必死に生きるふたりの姿をぼんやりと観ていたら、月曜日が終わった。
怒：忙しいと感じるのは自分の時間の使い方の問題だとは思っていたけどここまで要領悪いと思わなかった。
哀：「隔たる世界の二人」を観た。どこまでも分かり合えない両者の前に立ちはだかる壁は私たちが想像する以上に根深い。片方が歩み寄ろうと試みても、遠くの方から銃弾が飛んでくる。何度同じ犠牲を生み出せば相手とフラットな関係性を築けるのか。その隔たりの前では、世間や時間が解決してくれるなんて牧歌的な気休めは通用しないのかもしれない。けれど、この作品がアカデミー賞を取ったことは1つのきっかけになったのではないかなと思う。
あと、二人の間に設けられた車中の仕切が良かった。片方は仕切越しに相手を見つめて話すんだけど、もう片方の目線はほとんど前を見つめたままで、お互いの視線が交わらない描写を「運転」を使って違和感なく行っていたのが印象的だった。前を見つめる側が、自分のパーソナルな話を（何故警官になったのか等）する際は後ろに目線をやっていたのは、綺麗ごとを話さなかったからかな。相手の本心がようやく見えて、視線が交わったかに思えたのに、結局は分かり合えないのか。30分という短い時間に、胸が焼け付くほどの悔しさや、理不尽さへの怒り、目には見えない隔たりへの哀しさが濃縮されていた。そしてエンドロールこそ取りこぼさないで欲しい作品。
楽：推しているグループメンバーの誕生日が続く。タグが面白くて笑ってた。
●今日のニュース３
・「コンビニ店員がレジでパニックになる客の言動。“モチジュウ”って何？」2021年6月3日SPA!
ニュースカウントしていいのかわかんないけど「んふふ」となったので載せます。
・「東大生5人に暴行されたのは“勘違い女“だったのか。 小説『彼女は頭が悪いから』が私たちに突きつけるもの」2018年09月29日HUFFPOST
併せて↓
・「貧困ビジネスに搾取される人たちには“グータラ病”が蔓延している【生活保護の闇現場】」2016年04月14日日刊SPA!
いけない。今日ちょっと手抜きだ。ごめんなさい。
●その他
最近読んだショートショート。面白かったです。
「キリンの驚嘆すべき進化」
https://short-short.garden/S-uCThHG