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6月4日「人を憎んで罪を憎まずは令和のイソップ童話」

2021年6月4日の日記。
ほぼ6月5日の日記。

●今日の喜怒哀楽
・喜:素敵なモデルさん発見してしまった。その名も出口夏希ちゃん。名の通り、夏の日差しの如くキラキラとした笑顔に、どこか夏の出口に吹き潜む、秋の風のような寂しさや美しい哀愁を感じられずにいられない不思議な雰囲気を身にまとっている。名前と併せた衝撃でいえば浜辺美波ちゃん以来かもしれない。めちゃくちゃに可愛いです。
・怒:本棚の湿気がすごい。頃合いを見て扇風機で送風しているが、なんだか湿気っている気持ちがぬぐえずどうしたらいいのか怒り、途方に暮れていた。本棚の乾燥剤ってあるのだろうか。
・哀:素敵な漫画家さんを見つけてしまった。その名も宮崎夏次系さん。華奢な少年少女たちの瞳は、力強く凛とした炎を絶やさない一方で、どこか不安げに淡く揺れている。その瞳を見る度、ギュッと胸が苦しくなるのに、なぜか目がそらせない。決して想いの届かない人物に恋慕し続け、フッと哀しくなる瞬間を切り取った感情に襲われる。哀しいけど素敵だな。
・楽:「超短編!大どんでん返し」読んでるけどめちゃくちゃ面白い。感想はその他へ。


●気になるニュース3
・「自転車並みで大丈夫?電動キックボード、急ぐルール整備」
朝日新聞6月4日
https://www.asahi.com/articles/ASP6434MZP5CUTIL00J.html
電動キックボード自体あまり知らなかったので、もうこんなに普及しているのかと驚いた。コロナ禍で密を避ける交通手段として需要は増し続けているらしい。フランスでは利用者は200万人以上だとか。すごいな。ただ、今回電動キックボードが取り上げられたのは利用者が増えたためではなく、初の事故が起きたためだった。勿論、事故や事件が起きずにルールをつくるのは難しい。だからこそ、ルールがないのだから乗り手が既存の交通ルールに準じた運転をするべきだったのではないかと考えてしまう。電動キックボードの最高速度は15キロを超えることもあり、速度に応じて原付バイクや車等と同じ扱いをしていくらしい。車や原付と同じような速度の乗り物が歩道を走ってんのはちょっと怖いなと、アナログなキックボード(スケーター)しか乗ったことのないペーパードライバーの私は感じました。

・「依頼人は半グレ、ヤクザ、前科持ち… 『闇金ウシジマくん』の真鍋昌平が“胸くそ悪い”弁護士を描くワケ」文春オンライン
https://bunshun.jp/articles/-/45411?page=1
「貧富の差が拡大し、社会のきしみが肥大化している今だからこそ、そのきしみを描きたかった」という言葉に圧倒された。漫画読了後肩に重くのしかかっていたあの徒労感の正体、きしみを知らずのうちにくらっていたんだと思うと本当痺れました。「法律は人の権利を守りますが、人の命までは守れません。『ウシジマくん』では堕落し落ちていく人間の弱さを描きましたが、『九条の大罪』では弱者につけこむ強者の側から人間の闇を描けたらいいなと思っています。」ぐおお。

・「オススメされたタコ」ナショナルジオグラフィックYouTube
深海のタコ。君の名は。
https://youtu.be/RdILQ5BBg_8


●その他
読んでます。めちゃくちゃ楽しい。

2021年6月6日


高級デパートで延々と試食できたらこんな気分なのかもしれないってなくらい豪華絢爛なラインナップ。国民的どんでん返しの「イニシエーション・ラブ」の作者・乾くるみさんから始まり、ショートショートの師・田丸雅智さん、「ノックス・マシン」の法月綸太郎さんなど作者名を聞いただけでワクワクで胸が爆発しそうだった。
なんといっても見どころはメフィスト賞受賞者の多さ。メフィスト賞とは賞金はでないがとにかく面白い作品に与えられる賞であり、個人的には国内随一のどんでん返し賞だと思っている。愛ラブメフィスト賞。過去には「全てがFになる」の森博嗣さん、イヤミスの女王・真梨幸子さん、「物語シリーズ」「戯言シリーズ」の西尾維新さんなどそうそうたるメンツが名を連ねた。そんなメフィスト賞から何人もの作家さんがやってきて、どんでん返しの応酬を浴びせてくれる。最高すぎる。これで550円ってどんな世界線だよありがとう。

その中でも下村敦史さんの「人を憎んで、罪を憎まず」が最高に良かった。読み終えた後何度も見返してしまった。結末のどんでん返しは勿論、こんなに短い話なのに得られる教訓がしっかりしていてイソップ童話かと思ったわ。もう令和のイソップ童話にこれ加えない?


はい。以上です。



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