6月13日「ものたりない生き方のススメ」
2021年6月13日の日記。
・今日の喜怒哀楽
もう喜が怒がとかじゃなかった。明日のたりないふたりを見たんだけど、あまりにも圧倒されて、感情にひたすら高速回転のミキサーを当てられたみたいだった。ぐちゃぐちゃのミンチになった感情をこねて、ハンバーグにして食べて、自分の血肉とすることしかできない。何を言ってるんだろう。
こんなに濃密な2時間コロナ禍じゃなければ見ることができなかった。めちゃくちゃに笑って、最後こんなに泣くと思わなかった。視聴後の虚無とも飽和とも言い難い満身創痍な徒労感がひたすらに清々しかった。
普通の人間になりたい、と漫才中に言っていたけど、こんなにも泥まみれで、人間臭さくて、その果てもない乾きとたりなさを抱え暗中模索し続けるふたりは、最高に愛おしく、誰よりも苦しいくらいに人間だった。こんな人たちになりたいと切実に思った。まだまだ自分はたりないものだらけだと奮い立たされた。自分の話ばかりで申し訳ない。
ああ、でも本当に。たりてなくて良かった。
●今日のニュース3
・「培養肉はどうやってつくるの?」2021年6月12日朝日新聞DO科学
https://www.asahi.com/articles/DA3S14934916.html
カップ麺に入っているお肉は代替肉、つまりお肉と大豆からできたお肉らしい。まじか!普通にビーフ100%かと思ってうまいまい食べてたわ。ということはカップ麵はヘルシーなのでは?とラーメン買いに行こうとしたけどそれはそれでカロリーあるしそもそもカップ麺食べたいがための言い訳だった。そんな言い訳、いいわけ?ああああああああああああああああああああああ~ああ~あああああ~~(北の国から)
全然関係ないけど日清のカップヌードルCMいいよね。どれ見よう~と迷った挙句いつも真ん中の女の子見ちゃう。可愛い。
・「好きなことをしている人が補償を求めると攻撃される根本的な問題とは」SPA!ドン・キホーテのピアス(1161)
https://nikkan-spa.jp/1664030?cx_clicks_art_mdl=3_title
少し前に映画館への休業要請が出た際、思い浮かんだのは昨年文化や芸術の補償の声を「ムダ」だと一蹴した人々だ。「好きなことしてるんだから文句は言うな」。そもそもあなたの価値観を社会経済の基準にしようとしてんじゃないよムダの価値観なんてこの世で一番統一感ないだろごめん一番は盛ったわみたいな話はさておき。そんな言葉の反論としてよく聞かれたのは「他国ではやってます」、「じゃあ自粛生活中音楽や映画とソーシャルディスタンスしろよ」「アナタは文化を見て育ってきてないのか」といった言葉だった。わかる。わかるんだけどこの論争を聞く度ずっと何か違和感があった。同じ土俵ではなくて別の場所から大声張り上げて言いあっているみたいな。その違和感を明文化してくれたコラムでした。
隣の芝生はずっと青く澄み切っていて、その青さを目にするたび勇気や活力をもらう人もいれば、自分の芝生と比べて惨めさ、悔しさ、やるせなさを感じている人もいたのだろう。後者の人が今回「好きなことをしてるんだから」と言ったんだろうし、その人たちが自分の芝生に満足していたらそんなこと言わないだろうし、じゃあ何で満足してないんだと言われれば、そこには生活の困窮や明日への不安が己の芝生に暗い影を落とし続けていたからだろう。その責任は社会政策の不備、私たちの無関心にあり、決して文化や芸術のせいではない。
「貧は鈍する」という言葉がある。貧しくなればどんな才ある人でも明日を生きることしか考えられなくなり、心も貧しくなるというものだ。
おまけに今はスマホで何件もの隣の芝生を見ることができる。ブルーライトに照らされた芝生はどこまでも青く幸せそうに見えるのかもしれない。
だからと言って隣の芝生を荒らし枯らしていい理由にはならないとおもうんだけど。
「貧は鈍する」の言葉が身に染みたコラムでした。
貧は貧でも「貧にして楽しむ」スタンスで生きたいですね。
・「映画大好きポンポさんの見どころ」2021年6月1日TBSラジオアフターシックスジャンクション
https://open.spotify.com/episode/0hABlJSKadctzmyWrc30JQ?si=2xl5cBXuRkSl-BxVWOUuTA&dl_branch=1
前にアトロクで聞いて漫画見てみたんだけどめちゃくちゃ面白かった。
映画観たいって劇場探したら交通費だけで往復5000円近くいりそうでやはりエンタメはお金がかかるのか…と悩んだ。まあお金が厳しいなら時間をかけていつか観るまでですよ。お金如きで妥協してたまるかい。
映画大好きポンポさん
https://comic.pixiv.net/works/3728
●その他
拙い文章だ。月曜日だ~。