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6月22日「生命の萌芽と凝死」

6月22日の日記。

●今日の喜怒哀楽
喜:まだまだ続くけど、とてつもなく嬉しいことがあった。励みになる。
怒:準備不足も準備不足で大切な場に望んでしまった。言い訳は自分のへの甘やかしだよ。
哀:さいきん口が開き辛い。顎関節症再発の兆しに哀しくなった。
楽:三体読んでる。全然進まない。けれどめちゃくちゃ面白い。苦しいけど楽しい。読書の真髄でもある境地人生にも通ずると思う。人生とは自分の頭の棚に本を林立させることかもしれない。

●今日のニュース3
・「ヒト受精卵の培養 研究どう動く」2021年6月22日朝日新聞


ヒトの胚の培養は14日までとされているルールがあるらしい。受精卵は細胞分裂を繰り返すことで、細胞の数を増やす。そのひとつひとつには体のどの種類の細胞にもなれる能力があるんだとか。可能性無限大だね。しかし分裂が進むと、細胞に個性が表れ特定の種類にしかなれなくなる。その決定的な変化は、14日付近に起こる「原腸陥入(げんちょうかんにゅう)」という現象が引き金となる。細胞は外胚葉、中胚葉、内胚葉に分かれ、将来的に神経、筋肉、消化器といった体のどの部分になるのかの分岐点を迎える。この分岐点は「ポイント・オブ・ノーリターン」後戻りできない点とも呼ばれ、細胞のなかでも大きく違う段階に入る境目なんだとか。だからこそ、細胞の運命が決まるこの14日が上限として設定されていた。しかし、今回このルールを見直す動きが出始めた。
設定された「14日」、裏を返せば胚の重要な変化は14日以降に起こることを意味する。この部分の研究が進めば、人の体が生じる仕組みの理解が深まり、病気や不妊の治療に繋がるかもしれない。しかし、ヒトの胚は「生命の萌芽」として扱われ、簡単には研究に仕えない。14日ルールのためである。そのルールが解禁されたのが今回の話題であるが、培養できる日数の上限は定められていない。「上限を設けなかったことは、科学者が線引きを放棄し、社会に線を引かせるという事にもなる」そんな懸念も上がる。社会の引いた線で描かれる未来は、果たして凶と出るか吉と出るか。デザイナーはあなたであり、私である。

・「アフター・コロナの冷酷で厄介な『優生思想』は苛立ちと嫌悪感に宿る」
DIG 現代新書クラシックス(3)


優性思想の問題が遺伝子レベルの話に今後帰結するかと思っていたら、社会で広がる一途らしい。
優性思想、言いたいことはわかるが共感はできない。地球上で生活を営む生命は皆、地球という大きな生命体を動かすためのニューロンに過ぎないと思う。だからこそ人類同士がマウント取り合ったところで宇宙からみたらすべて同じ生命で、優性云々の話題は団栗の背比べのように感じてしまう。

手塚治虫さんのお話が良かった。
参考:「人類が脱皮する時」手塚治虫と戦争


・「全裸監督 シーズン2 配信開始」


やったぜ!!!


●その他

お茶うま~。


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