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「ウナギ」は役にたつ

ウナギだーーーーい好き!!
サムネイルの鰻重は、自分へのご褒美や親愛なる人へのライクを込めるときに向かう鰻屋さんだ。マジで美味しい。フワフワ。

どう考えても食べ物の中で鰻って唯一無二だよね?
鰻のタレで、鯖を焼かないし、鰻のタレでほっけも食べない。あまりにも唯我独尊すぎる。

最近、鰻屋さんに連れて行ってもらう機会が3回もあった。
なんだかみんな鰻の雑学を教えてくれた。わたしは素直に思った、、、、
えっ、みんな鰻に詳しくない?!

みんな日頃、鰻の情報をどこで仕入れいるのか。不思議だった。わたしはどこで鰻を知ればいい?
わたしは本に頼る事にした。


ウナギ 地球環境を語る魚

この本は頭から「もっと日本人は鰻を知るべきだ!鰻の消費量の70%は日本人だ!」と述べている。
わたしは、そのつもりでこの本を買ったのだから、望むところだ。教えてくれ!

10ページからこの↓ような有様だ。

動物誌、、読んでみるか、面白そうすぎる。

知らないよ。
アリストテレスといれば、火!水!土!風!の人だ。鰻の話なんて知らない。
読者を高く見積もってもらっては困る。やれやれだ。

移動する人はうまくいく

生まれ変わるなら絶対に、無宗教の親から産まれる善良な人間が良いと思っていたが、この本を読んで少し変わった。人間が良いけど、ウナギも悪くない。
最大で80年以上生きるというのだ。スゴイ!!
そして、産まれてから死ぬまで移動の連続だ!!
「移動する人はうまくいく」なんて、どうでも良い本もあるが、ウナギはまさに人生が旅で、人生が常に移住の連続だ。
海、川、小川、ため池、沼、湿地、そしてまた海と命懸けで冒険を繰り広げている。ロマンある人生だ。
みんな鰻の生態に頭を悩ませるはずだ。数千キロも移動するのだ。

みんな鰻のこと考えてる…

フロイトも鰻の産卵の謎には頭を悩ませたと書いてあった。アリストテレスといいフロイトといい、よくモノを考える人はウナギの魅力の虜だな、、、。ちなみにわたしにとってフロイトといえばセックスだ。セックスのことばかり考えてる人。
口とか肛門とか彼にかかれば全てが性感帯だ。ウナギのことも考えていたと言われると、フロイトも単なるスケベ親父ではないと思えてくる。

人口養殖の難しさ

鰻の人口養殖はめちゃむずい。まず孵化させることが奇跡的。そして、さらに鰻重にできるまで育てることも大変困難だ。
その確率を見て、わたしが何故鰻を食べたい時に食べれているのか不思議になる。
多くの人間様の努力と鰻の屍のうえにわたしの鰻重がお膳されるのだ。
なんというか、Butchered At Birth と震える。

鰻が減っている理由はもう、環境破壊と乱獲に尽きる。雄大な自然の中ではゆっくり生きれても人口の水槽では上手に暮らせない。
わたしはUNIQLOはウイグル地区のサプライチェーン問題で「政治的な発言は控える」という言葉を聞いて、自分自身の検閲として買わない。
UNIQLOだけにおっ被せる問題ではないが、エモだ。
別に本社の前や、インターネットの世界で、声高にキャンセルを叫びたいなんて気持ちは1ミリもないが、知ってしまったら買わないだけ。

これから自分が鰻を食べないか?
UNIQLOなんか買わなくても自分の幸福となんら接点を持たないが鰻は重ねて唯一無二だ。食べたい。そうやって自分を甘やかして幸せに生きていきたい。

夜パフェ

日本人以外はどうやって鰻を食べているのか?
イギリスでは鰻のゼリーがあるらしい。ゲゲゲだ。

美味しいのかしら、、

鰻をゼリーにする、、、正気の組み合わせとは思えない。

今日わたしはビールとパフェを一緒に頂いてしまった。ビールとパフェの組み合わせは、感覚的にはクレイジータッグだ。
とても美味しかった!!幸福な味がした!!
これからもトライする姿勢は大事にしたい。

🍺のお供。


この本は、2007年の本なので最後に少しだけ補足したい。
ニホンウナギやアメリカウナギは2014年、国際自然保護連合から絶滅危惧種、レッドリストに指定された。ジャイアントパンダと同じだ。

去年、近畿大学が完全養殖に成功したことを追記して終わりたい。


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