インドの食卓: そこに「カレー」はない は役にたつ
本屋さんで見かけて思った。
「タイトルでネタバレしてる!!」と。そうかインドにはカレーはないのか、なるほど、なるほど。
そのまま通り過ぎかけたが、気になる、、、インドにカレーがない?そんなことを他人に言われたら「そうなんすね。」とか言いながら、頭では「何かに毒されしまったんだ、、、」と、不憫に思うだろう。この主張を追及しないわけにはいかない気がしてきた。
ハヤカワ新書。知らなかった、ハヤカワにも新書があるのか!どうでもいいけど、新書には各出版社マスコットキャラクターを付けるべきだと思う。
新書にマスコットを!と言うアイデアついでに、キャラデザインも提案してあげたい。
カレーライス
カレーを作ったのはイギリスとのこと。
これについては読む前から何となく察しがついていた。東インド会社がチラついたし、あとは勘。本当だもん!
驚いたのは、カレーは元からライスにかけて食べるものだという。
これにはビックリ!パンにつけて食べるのが出発点だと思っていた。読んでみるものだなぁ。
バターチキンカレー
東京でインドカレーを食べるといったらカレーandナン、そして定番としてバターチキンカレーがある。美味しいよね。
歴史は浅く70年前に一つのデリーにある飲食店が開発して広まったとのこと。タンドリーチキンの発祥もその飲食店に端を発するとのこと。偉大な店があったもんだ。
ちなみにナンの発祥はイランとのことだ。
わたしのお気に入りのお店も載せておこう↓😉
マクドナルド
インドはベジタリアンが大変多いらしく、いろんな分類があり複雑だということを知った。
ヒンドゥー教は牛を食えない。昨今の脱炭素推進を考えると立派かもしれない。
マクドナルドのメニューもインドでは日本のモノとは全然違うらしく、インドに行ったら絶対マクドナルドを訪れたい。
あとビックリは州によってアルコールが違法の州もあるんだって!!へー!!!
イスラームではアルコールが基本禁止なのは知ってはいたが、ヒンドゥー教はどうなんでしょう?
この本を通して一番食べてみたいと思ったのは、インドのフルーツだ。この本によると世界一甘いらしい。世界一甘いフルーツとはどんな味がするんだろう。
「世界一甘いフルーツ」という響きの持つ幸せ濃度がヤバい!!!
好きな映画
多様な文化がないまぜになったインド、食卓にどんな料理が並ぶか?ということを本を通して知ることができて、大変良かった。
インドかぁ、行ったことないな、どんな国なんだろう。現職のモディ首相がヒンドゥー至上主義者であることは書籍やメディアを通じて心得ている。強い言葉を使えば非常にネオナチ的だ。
日本にもネオナチ的だな〜!と思う政治家はいるが、そいつが首相になったと想像すると顔が渋くなる。
インドの長くて酷い植民地時代を思えば、ナショナリズムが尖るのは想像できなくもない。
しかし、まぁーねー。ちょっと気分が暗くなるよなー。インドの人からしたら余計なお世話なのかな?インドに知り合いもいないのだが、インドに住むムスリムを想像すると、ちょっと平穏ではいられないよなぁ。
最後に自分が大好きな映画を紹介したい!
🛹スケーターガール🛹
インド憲法でカースト制は無いとされているが、田舎町で、当たり前に女性であることが不浄とされ、カースト制度が根付いてしまっている文化で、スケートボードを通して自由と自分を手に入れる少女の話だ。
自由とは何かについて、考えることができる映画で大変グッとくる。オススメ過ぎる、オススメ過ぎる。超オススメ。