メンタルへルス研修でよく出る質問
日本メンタルヘルスケアサポート協会では、企業、官省庁、自治体などから多くのメンタルへルス研修のご依頼を頂いております。
その中でも、よくある質問が、
「部下がメンタルへルス不調なのは分かっているのだけれども、どういう風に話を聴いてあげればよいか分からない」
です。
発見してもその後の対応の仕方が分からないのです。
メンタルへルスの中で最も大切なのが、早期発見、早期対応。
ただ早期に発見できたとしても、その後の対応が適切でないと、メンタルへルス不調は加速します。
ここでよく行いがちなのが、「一回医者へ受診した方が良いんじゃない」
と医者を勧めること。
間違ってはいませんが順番的には最後です。
「休暇を取った方が良い」
これも間違ってはいませんが、それを伝えるのは早いです。
なぜならば、なぜ休暇を取った方が良いのか、本人が理解していないからです。
特に不調の方は、自身は何となく気づいていても「自分はまだいける」という意志がかなり強い。
なので、それを裏付ける理由に、本人が納得をしていなければ休暇は取らないし、取っても「休み」という気持ちで過ごせません。
まず最初に行うことは、「じっくり話を聴くこと」です。
今どんな状況で、心情なのか、今一番何が苦しいのか。
しっかり聴き出すこと。ストレス要因を発見すれば、休暇をさせずに、もちろん医者へ行かせなくても済むことかもしれません。
ただ、その話を聴き方が分からない。
普段私たちは人と会話する時に話を聴いていると思います。
でも「傾聴」とは違うのです。
傾聴はスキルであり、何のためスキルかというと、
「相手の気持ちを楽にしてあげるだけではなく、ストレス要因を発見する」スキル。
どうしたら良いのか、その前に「何を」を見つけてあげることが最も大切。
その「何」を引き出すために、傾聴が必要なのです。
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