サウナとは、ストーリーである
最近、会社の上司からサウナの山場はやっぱり外気浴なのかと聞かれ、どうだろうと考えたことを整理するべく書き込みます。
昨今、サウナブームのおかげもあり、個人が自分の考える「最強のサウナ」を作るケースも多く見られるようになってきました。その多くは導線が完璧であったり、水風呂やサウナ室の温度湿度環境にこだわりをもっているものが多いです(特に熱く冷たくが流行りのように感じています)。これらはどれも山場を外気浴中の「ととのう」にあることが前提な気がしています。
果たしてサウナの山場は「ととのう」最中の外気浴なのでしょうか?
僕は個人的に違う見解を持っています。
それでは整理していきましょう!
サウナの定義をおさらい
前提のすり合わせとして、「サウナとは」をすり合わせておきます。
誰が決めたことではありませんが、サウナという動詞は「サウナ室→水風呂→外気浴」を1Setの意味合いとして語らせてください。
この一連の流れを持ってして、山場はどこにあるのかを整理していきたいと思います。
結論、サウナはストーリー
結論として、各施設のユニークネス(強み)が山場になると考えています。そのユニークネスは施設の立地や運営側のこだわりポイントなど様々。その背景も含めてサウナはストーリーと言えるのではというのが答えになります。
いや、どういうことやねんということでしかないと思うので具体的に書きます。
わかりやすいのが、外気浴が山場ではないサウナ施設でしょうか。
例えば、山場がサウナ室の施設はどんなとこでしょう。
僕が思うに、空気を媒介とした対流熱をいかに気持ちよく浴びられるか。それが良い施設ではサウナ施設が山場になり得ると考えています。
一般的なストーリーは熱く熱された身体を冷水で冷やしたあとに訪れるひととき、それが山場です。ですが、それは自分の身体が主人公のストーリー。極論ですが、どの施設においても大きな感動は生まれません。感想として、この施設はととのった・ととのわなかったの二元論になりがちです。
だからこそ、色んなサウナ施設を回っている人には、施設を主人公として、そのストーリーを感じる神様的視点になって楽しんでみてはどうでしょうか。これだと、この施設のサウナ室はこうなっていて、いい汗がかけた!など感想がより具体的になり視点が豊かになります。
以降、僕が重要視している施設の山場の視点をご紹介致します。
サウナ室の山場の視点
サウナ室の山場は何と言っても熱をいかに感じるかに尽きます。
サウナ室は大きく分けて、
・遠赤外線ヒーター
・ヒーター格納(ボナ)
・ストーン式
の3つがあります。
この中でも、良き熱を感じるのはボナとストーン式です。
サウナ室がこのどちらかであれば山場になるわけではありません。サウナ室で重要なのは熱の流れです。この2つのストーブは熱の流れ(対流熱)が主になってきます。逆に遠赤外線ヒーターのストーブは輻射熱がメインであり、あまり対流熱は感じません。ロウリュで感じる熱も対流熱ですね。対流熱は空気の流れなのでサウナ室のどこに換気口があるので、熱をどこの場所が効率よく浴びれるのか変わってきますし、壁の素材(熱容量)によって変わってくるのではないかと色々考えられます。
そうしているうちにこの施設はサウナ室が山場だなと感じられるようになるはず、、、。
水風呂の山場の視点
水風呂は温度と水質、広さです。
ここはかなり好みが別れるところなのですが、僕個人の好みを記載します。
水風呂を山場とした場合、温度は冷たすぎるよりも17~20度くらいのぬるめの温度が良いです。
水質は神戸クアウォーターがNo.1です。硬度や含むミネラル分についてはまだ勉強中です、、、。
最後は広さで、手足を伸ばして全身で水を感じられるかが基準になります。
外気浴の山場の視点
ここはなんといっても風になるでしょう。
きもちいい風を感じられるかが重要です。
標高の高い場所にある施設は良い風が吹いていることが多いです。
プラスαで、風が全身を撫でられるように寝転べるかもポイントではあります。
まとめ
以上が、サウナ施設を主人公として捉え、そのストーリーを追う、神様視点でのサウナの楽しみ方になります。ご参考になれば幸いです!