書活295日目*あれもこれも全部「自分事」
「そりゃ、大変だねえ…あれ◯ちゃん他人事になってるね。こりゃ自業自得だわ。」
朝から娘とやりあっていました。
というのも、娘の言い方がどうにも上から目線というか、他力本願な印象を受けていたんです。
娘は中学一年生、発達障害グレーゾーン。今回は自分の宿題も課題もやる事も他人事、という話。
ひと月前、娘はとある人からボランティアにスカウトされました。彼女本人が名刺をもらい、予定が合えば手伝ってほしいと言われていました。
普段の生活では訪れないであろうチャンスに私たち親もやることに賛成していました。ただ、夏休み中とのことで、部活との兼ね合いもあり確実に行けるというお返事はできませんでした。
さらに娘側もあまり名乗っていなかったこともあり、やる気があるなら早々に一度メールをした方がいいと伝えました。
しかし、それから何日もメールをする様子もありません。
時々「メールしたいんだけど〜」と言ってはいましたが、この時点で私の記憶からボランティアの件が薄れていたこともあり、なんのメールなのかすぐには判断ができませんでした。
「メールしたいんだけど」で終わるため、その続きがわかりません。尋ねると「もういい!」と返されて終了となってしまいます。
それを繰り返してきて、ボランティアがいよいよ週末となってしまったある日、「ボランティアやるんだけど」と言ってきました。
相変わらず続きがないために聞くと例のボランティアをしに行くとのこと。時間も場所も曖昧、担当者の名刺に記載されているSNSを確認したところ交通の便がよろしくないところのようでした。
その日、夫は仕事、私は予定があり外出する予定でした。一人で行くにはあまりにも遠い場所、相手も一度会ったきりの方なのでどうすることもできません。
「やるって言ったじゃん!ママが部活があるって言ったじゃん!」
プツンと何かが切れました。やりたいと思ったのは娘、部活があるのも娘、それをどうするかをまずは決めるのは本人である娘だったのではないでしょうか?
彼女が動き出さなければ、誰も動けません。やるためにどうするかを考える間もなく、すでに動き出せない状況になってしまいました。
いつまでに何をして、どうやってアプローチしていくのか、誰にでもどんなパターンでもあり得る事柄です。
「私は、出来ない!」と言わずに、少しずつでも対策案を考えてほしい母なのです。それがいつまで経っても「ママのせい」「ママがやってくれる」では困るのです。
手段は人の数だけあるのだから、たくさんの人に助けてもらえればと思います。しかし自分がどうしたいか、何をしたいか、してほしいのかを伝えなければ何も進まないのではないかと思うのです。
彼女にそれを伝えました。その日のうちにたくさんの「他人事」が出てきました。「自分事」にしようと言い続けていたところ
「そりゃ、大変だねえ…あれ◯ちゃん他人事になってるね。こりゃ自業自得だわ。」
彼女がついに「自分事」として考え始めました。これは大きな一歩ではないでしょうか?