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書活359日目*不便は突然に!
3週間、咳が続いた時は要注意。
「咳 続く」と検索すると出てくる文言です。娘が咳をし出したのが9月の半ば、薬を処方されてから大抵2、3日で治る人が今回は効いていない様子。それどころか素人目からですが酷くなっている気がしてなりません。
まだ3週間は経過していませんが、辛そうなのと咳って風邪症状の中で最も「風邪をひいてます」アピールが強調されているように感じませんか?
なぜそう思うのかというと、小学生の頃にこの咳で心無いことを言われてしまったからというのもあるからだと思います。まあ、小学生あるあるの一幕ではないでしょうか。なんでそんなこと言った言われたと大人になった今となっては苦笑いするしかありません。
しかし結構衝撃的なエピソードだったのか、コロナ禍がなかったとしても多少敏感になってしまいます。
もう一つ、咳で敏感になるといえば肺炎で入院したこと。普通に風邪をひき、咳が残りというのは大人になっても高確率でありますが、その時も同じ。咳をしていたところ会社の上司に
「咳が深い…病院に行くといい」
と言われました。当時の考えですが、風邪くらいで病院にいくのも大げさな話だと思い流しておりました。会社帰りに駅前のデパートに行こうと向かっていたらなんかの勧誘にひっかかってしまい、何を思ったのか好奇心が勝ってしまって立ち話をしてしまいました。
その最中に仲間がやってきて、集会に誘われ、とこの長すぎる立ち話の途中から意識が宙を浮く感じに襲われました。早々に切り上げてもらうため適当なことをいい、帰路につきました。
翌日、熱を出してしまったので会社を休み近所のクリニックへ受診、聴診器をあててすぐに
「あ、肺炎だわ。はい入院!」
この流れるような言いっぷりに動揺し
「嘘です!」
と、プロを目の前にして嘘つき呼ばわりをしました。何が嘘だよ、本当だよ。ここから私のよくわからない言い分を繰り広げることになりました。「あの、私来週用事があるんです!だめです、入院は…いやです!」
医師は仕方なくこの若造に代替案を提案してくれました。
「じゃあ、明日までに熱がさがらなければまたおいで」
次の日、母を伴い受診
「うん、さがらなかったでしょ?入院はね…」
そうして、ひと月ほどの入院生活をすることとなりました。風邪をバカにしてはいけないと身をもって証明したのはいうまでもありません。
さて、娘の話に戻しますが、いつもは処方薬を服用すれば一日二日で治るというのに、二度の受診でも改善しないので少し大きな病院へ受診しに行くことにしました。
ここは、我が家からは車か送迎バスで行くしかありません。私は免許を持っていないので、夫がいない時は送迎バスを利用します。幸いにも最寄駅で乗降できるため行き帰りは確保されました。
さて、受診も終わり帰りのバスの時間を調べると出発まで30分強ありました。薬が処方されてるので近くの薬局へ行き、薬を待つことにしました。待ち具合も普通、先に待ってる方も入れ替えが早かったので間に合うと思ってました。
ちなみに、薬局に行くと初めてだということを知りました。娘がここの病院でお世話になったのは、入学前診断の時の再診、発達診断、コロナワクチン接種のみ。つまり薬を処方してもらったことがなかったのです。
初めてということは、何かの登録が必要なのでしょう。私よりも後の番号の人が次々と呼ばれていきます。時刻を見るとバスが行ってしまう時間が差し迫ってきました。キャンセルをして近所の薬局で処方してもらうかとも考えたのですが、時間もかなり経過していたため待つことを選択。
別のルートを調べたところ、10分後に最寄駅の隣の駅に到着するルート、その他別の駅に到着するルートがありますが、どこかで待つことになりそうだったり、そこから先に行けなかったりとかなり厳しい状況。
あと2分で乗りたかったバスが行ってしまいます。仕方がないので娘だけ先に帰ってもらい、私は10分後をと願って待つものの、それもゆうに超えてしまいました。
結局、1時間程度待ちのバスしか残っていません。しかし何もない病院(カフェのようなもの)で1時間待つのはなんとも心苦しいといいますか、避けたいところ。
別案を懸命に探し、ようやく理想的なルートを見つけました。これに賭けるしかない!この感じ、西村京太郎サスペンスでよく見かける、電車の時刻表のトリックを探し出す雰囲気でした。
あの列車とこの列車、じつは、5分の差がある!十津川警部の鋭い眼力で見つけ出したこのルートに今私は乗り込んで、迷推理を見せつけてやるところです!!
不便なことだと憤ったものの、この不便がちょっとしたアトラクションに乗ったような興奮を覚えてしまいました。時には便利を捨てて、不便を楽しむのもいいな~なんて思ったのは一瞬のこと。やっぱり便利がいいよな〜。
そう不便は突然に起こるから楽しいんですよね!
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