書活347日目*運動会はやっぱ秋だな。
中学生は何でもかんでも気だるくやる、そんなイメージが払拭されました。我が子の運動会を見学しに行きました。
もう随分と大人の顔立ちで、身長も見上げる子が半数以上。一つ一つの動きが大きくて迫力満点です。
PTAで広報を担当することになりその特権を活かして至近距離まで彼らを撮影しに行ったのですが、特に代表者リレーなんて、特急電車が通過したのではないかと思うほどの風圧を感じてしまうほど。走ってるというよりも飛んでいると言った方がいいかもしれません。
それから競技に出ない子たちは応援をしていましたが、誰一人手を抜かない。大きな口、大きな声、声援が校庭中に響き渡っていました。
中学生の時ってなんかちょっと気だるくやるのがかっこいいって思ってませんでしたか?こう大人のいうことなんか聞くのはダサいという感じに見てるんだか見てないんだか、やってるんだかやってないんだかそんな態度だから、先生がすぐ横にいて監視してたり、怒声が飛び交っているようなそんなイメージがありました。
いや、これは私の出身校が二つ上の先輩まで手をつけられないほどの不良校として有名だったからかも知れません。リアル「今日から俺は!」スタイルの人がいてぴえーってなってましたから。
さて我が子の中学校は素直な子たちばかり。両親の姿を見つけると男女関係なく手を振ったり、声をかけたり、ニヤリと笑ったりとなんだか嬉しそうにしてくれるのです。
先生たちも生徒主導として任せているのか、競技の中に入って声援を送ったり、汗だくで楽しんでいる様子でした。
朗らかな気持ちのまま帰宅して、写真を確認していて先ほど感じていた本気で行事に取り組んでいるということを確信しました。
歯を食いしばってゴールを見据える顔、楽しそうに競技をする笑顔、勝って嬉し泣きをする姿、負けて悔し泣きしている子も何人もいたな。
実は、小学校卒業を機に引っ越しを考えていた時期があります。我が子の学力の関係や高齢の親のことなど考えなくてはならない事情がちょうど重なったからです。
しかし、良好な友人関係を親の気持ち一つで変えて、合わなかった場合を考えたならば今のままがいいだろうという判断に至り、持ち上がりの形で中学へ進学しました。
今のところ、我が子にとってはよかったなと思っています。もちろん年齢があがるにつれて、子どもたちの心も変化していくでしょう。
ただ、我が子がちょっとおかしな言動をしたとしても大らかに構えてくれている友人たちがいることは、本人ももちろんですが、親の私もホッと一安心しているのです。
学力、部活の強豪校などでなくとも、人間性が豊かで優しい子たちの集まりということが何よりの自慢なのではないでしょうか?
もしも学校評価があるなら、そこを大いに言っておきたいところなんですが…保護者アンケートって私の思ってるところ以外の5段階評価なんですよね。
もちろん、人が変わればっていう現実も無きにしも非ずではあるんですけどね。もしかしたら今の世代は両親もここに通っていたとか兄姉が卒業生という強みがあるかもしれません。(親が先生と仲良し)
なにはともあれ、大変楽しい行事に参加できました。
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