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書活342日目*スーパーの品薄棚を見て思うこと。

「熱中症アラートが発令しています。」
久しぶりの防災無線、確かに今日は危険な暑さでした。風は涼しく感じるのに日差しは真夏。おまけに雲までもが天高くそびえ立つような真っ白な入道雲。

洗濯物がよく乾くので大変助かっていますが、一雨欲しいところ…。

さて、我が家の周りは広大な田んぼが広がっており金色に染まった稲穂を刈り入れているコンバイン(今調べました)がせっせと忙しなく動いています。

しかしスーパーに行くと米が品薄だといいます。確かに、棚は空いているような…いや、県内の米はあれど他の地域の米がないと今気づきました。

つまり隣の茨城県産はじめ、東北地方の米がない!私の実家の米が岩手県をはじめ東北の米がほとんどだったので、馴染みのあるその米を求めてしまいます。

本当は地産地消を目指すべきなのかもしれませんが、米だけはちょっと貫かせていただきたい!しかしないものは仕方ないし、ある事に感謝せねばなりません。

しかし、なぜこんなにも急にスーパーのものが品薄になったのか?米の前に我が家は井戸水なので、ペットボトルでお水を購入するのですが、そのペットボトルのお水、購入制限されてる事態になりました。

台風の影響かと思い、少し時間を置いたものの状況は変わらず。それから本日気づいたのは牛乳でした。

いつも棚一面にあるはずの牛乳がスカスカっとしていました。特に牛乳に関して常備しているわけではないので、気にしたことがないのですがいつからでしょうか。

必要なものの値段ばかり気にしていて、商品の状況をじっくりと眺めたことがありませんでした。所狭しと置かれていた野菜たちも、豆腐の内容量もだんだんと少なくなっていくのかスーパーよ…。

日本が滅ぶという強烈なワードがネットニュースになっていましたが、のんびり構えてるわけではないですが、それはなんとも早合点なのではないかと思うのです。

日本人の技術や日本人の気質を大切にしてこなかったからこその代償だとは思うのです。世界と渡り歩きたいのならば母国を大切にした方がいいのだと学生の頃に痛感しました。

高校生の頃、短期留学をしました。日本の話になった時、英語を喋る以前に日本について詳しく語れない自分がいる事に気づいてしまいました。

それまで私は日本が大嫌いで、日本の島国特有の狭さを恥ずかしいと思っていたのです。自分の意見を言えず、右向け右を教育しようとする大人たち。

ほんの数センチでさえズレていれば、鬼の首でもとったかのような形相で吊し上げるあの感覚。自由でいたかった、思うように息がしたかったのです。

ただ、世界は広すぎました。
「なぜ日本人なのに日本を知らないの?」そんな風に言われた記憶があります。

それこそ飛んだ恥知らず!帰国後、慌てて日本のことを知ろうとさまざまな事に目を向けました。世界は一変、日本を愛おしく感じるとともに、世界と対等でいるなら母国に自信を持つべきなのだと10代の私は感じたのです。

あれからずっと日本にいます。もちろん思うこともありますが、それ以上に未来に託したいことがあるのです。

だから
「滅ぶなんて容易く言ってくれるな、煽るな煽るな…先祖たちは幾度となく創り上げてきたのだから、それを守りつつ世界と同等でいる道を探したっていいじゃない!探すべきさ。」

これは能天気でしょうか?いや、これこそが日本人の良いとこかもしれないですよ?

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