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「メンタルフレンド」子どもの心を支える取り組み【おこのみ会】

こんにちは、おこのみ会のサポーターをしている田中です。
代表の国賀が書いた記事に「メンタルフレンド」という名前が出てきました。

「メンタルフレンド」というものを初めて聞いた方もいるかと思います。
今回はメンタルフレンドとは何か、なにをしてくれるのかを紹介します。

メンタルフレンドとは?

メンタルフレンドとは、不登校の児童生徒のための存在。
信頼できる相談相手として子どもに寄り添い、一緒に遊んだり話したりすることで、子どもの健やかな成長を支えてくれます。

愛知県では「ホームフレンド」という名前で、不登校の児童生徒の話し相手をしてくれる大学生ボランティアがいます。
愛知県教育委員会が募集し、派遣しています。
(愛知県Webサイト:不登校児童生徒の話し相手、遊び相手となるホームフレンドを派遣します
ほかに、愛知県江南市でも心理や教育を学ぶ学生を募集して、市内の不登校の児童生徒のところへメンタルフレンドを派遣する活動を行っています。

メンタルフレンドを利用するには?

愛知県でメンタルフレンドを利用するには、学校または以下の機関へ相談します。
家庭教育相談電話(052-961-0900)
あいちの学び推進課(052-954-6780)

また、利用は無料でできるようです。

メンタルフレンドになるには?

子どもたちのために役に立ちたい、という方!
愛知県でメンタルフレンド(ホームフレンド)として活動するためには、教育・福祉・心理関係の仕事を目指している27歳以下の大学(大学院も含む)在学中又は卒業した方という条件があります。

選考には面接があります。
合格した時には研修があるので、初めてでも安心して活動することができます。

愛知県ではボランティアとして行われているメンタルフレンドですが、江南市の活動では有償で行われているようです。(2024年11月現在)

メンタルフレンドとなにしてる?

現在、メンタルフレンドをご利用中の保護者様にお聞きしました。

  • 部屋で一緒にお話

  • 公園で一緒に遊ぶ

  • 喫茶店・映画に一緒に行くのも有り

  • 一緒にお絵かきする

メンタルフレンドの活動では、これをしなければいけないというものはないようです。
それぞれのお子さんの趣味などに合わせて、思い思いに過ごしているようです。

メンタルフレンドの現状

メンタルフレンドの利用を希望しても待ちの状態にあるようです。(愛知県三河地方)
お話しを伺った保護者様のところも、現状は月に1回の利用だそうです。(基本的には月に数回)

親にとっても大切な存在

メンタルフレンドの存在は、子どもにとって大きなものですが、それは親にとっても同じです。
親子と言えど、ずっと一緒にいては息が詰まってしまいます。親が少しの間、ほっとすることができます。
子どもがメンタルフレンドと楽しく活動するようすが見られると、安心するものです。

参考

愛知県Webサイト不登校児童生徒の話し相手、遊び相手となるホームフレンドを派遣します

江南市「メンタルフレンド」について

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おこのみ会
おこのみ会は参加者の参加費・会費、善意の寄付金で運営しています。 学校に行かない選択をしても、子どもたちの居場所や学びの機会が失われない社会を目指しています。 頂いたサポートは活動費として使わせていただきます。