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気分を変えるために走る。考えるために走る。

2021.7.6(火)

今朝は4:20のアラームで目覚めるも
布団から出ずにまどろむ

昨日は会社へ出勤し
1時間ほど残業した

時差出勤でない
通常の定時で上がったため
帰り道の人混みにやや圧倒される

それでもアウトドア用品を見に
なんばパークスへ寄り道

もう15年も昔
妻と同じ職場だった頃
休憩時間をよく一緒に過ごした

香水の香りだろうか
建物の中に入ると
胸がきゅんとなる

若者たちがマスクをしながらデートしている

目当てのアイテムが見つからず
すぐにあきらめて帰る

家に着くと19:00前
普段より1時間遅い時刻
早速着替えて走りに行く

スタート地点
近所の公園の隅
久しぶりに保育所帰りの母子を見る
父親と思しき男性もいる
坊やは相変わらず
遊びを切り上げ家に帰るのを拒んでいる
2人がかりでも手を焼いている姿を横目に
僕は走り始める

会社で一言ひっかかった
嫌味のような言葉
向こうに深い意味などなく
気にすることはないと自分に言い聞かせ
気にしている自分

2日に1回のランニングを始めて2ヶ月
いよいよ習慣づいたが
僕はなぜ走るのか

健康
肥満抑制
体力維持
リフレッシュ

走ることで得することは色々あるが
今の僕にとってなにより大きな役割は
気分を変えること

なんだ気分転換やリフレッシュという言葉と同じじゃないかと、書きながら思う
でも、自分を動かす言葉かどうか、という点で
僕にとっては全く違う響きを持つ

とにかく、昨日は気分を変えたかった
ぐるぐるといつものコースを6周する間
一つのことを考え続けた

田舎で人の役に立つ仕事を
どうやって生み出すか

先日読んだ本
非営利組織や自治体の役割について触れていた
世の中の全てを営利目的でまわすと
公共という概念は廃れ
どんどん生きづらい社会になっていく

メモなど取らず
スマホも持たず
両手を振って走りながら
色々な想いが
浮かんでは消えていく

身体はだんだん温まり
走るペースが上がってくる
湿った空気と吹き出る汗が全身を覆っている
不快感をどこか他人事のように感じながら
また考えにふける

この2ヶ月で一番
自動運転モードで走った気がする
自分の身体のことを忘れ
走る器の中での20分少々

走り出す前と走り終えた後
その間の過程を通じて
刻々と気分は変わっていく

あんまり書きすぎると
また妻にメンタルを心配されかねないが
とにかく、このプロセスが
僕の心と身体のご馳走なのだ

公園でストレッチ
呼吸を整えながら
とにかく地元のNPOについて調べてみようと思う

鉢植えに水をやり
エアコンのスイッチを入れてから風呂に入る
湯上がり、近所のマートへ
スーパードライ2本とポテトチップスを買う

家に戻り
義父が育てた野菜と
母からもらった肉などで
適当に夕食を作る

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ビールを2本買えば
ビールを2本飲む
買ったものが未来を規定している

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脳みそのペースがスローになる一方
時間はどんどん早送り
気づくと23:00
散らかった台所を横目に
歯を磨き、布団へ

そのせいか知らん
今朝の目覚めはよくなかった
それでもぼんやりまどろみながら
今日一日の流れを想像し
布団から起きて朝の散歩へ

朝の散歩も、ランニング同様
気分を変える、というか上げる?
のにとても良い

少し湿度を感じるが
小鳥のさえずりも
カラスのあくびも
刻々と色づく朝焼けも
おじさんと交わす挨拶も

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10分少々の僅かな時間が
これまた自動運転のように
そう、ギアを上げていく

鉢植えに水をやり
自分もシャワーで汗を流す

コーヒーマシンをセットして
散らかった台所を片付ける
スイカを切って
コーヒーと並べる

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常温でも美味しかったが
やはり冷えたスイカは最高だ

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スイカの後のコーヒーが
こんなに美味しいとは知らなかった

今日は在宅勤務
今の役割をしっかり果たそう

そして今夜は、ビールを買わない

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