何のために自炊するのか。
自分は何のために料理をするだろう?
私は普段できるだけ自炊するように心がけている。
朝ごはんは味噌汁を作ってご飯と共に食べるし、昼ごはんは毎日ではないけれど弁当を作って持って行くようにしている。夜ごはんは週3日ミールキットで作り、あとの4日間は冷蔵庫にあるもので何かを作っている。
もちろん、料理するのがめんどくさい日や疲れ果てている日はコンビニで買ったり、外で食べたりしている。
だけど、できるだけ自分で料理したいと思っている。
空腹を満たせる手段は色々あるはずなのに、なんで料理をしたいと思うのだろう。
まず挙げられるのは、自分が作ったものであればその料理に何が使われているか分かるという安心感があるから。化学調味料とかが多く入っている物を食べると、なんとなく身体に悪い気がして、空腹を満たした喜びよりも、自分の身体への影響を心配する気持ちの方が優ってしまう。実際、化学調味料がたくさん入っている物を食べると、頭がぼーっとするし、身体もだるくなる。いつだって、心身ともにすっきりしていたい。
あとは、何を使って何を作るか、全て自分の裁量で進められるのが楽しいから。日中仕事をしていると、自分の思い通りに進まないことも多くある。でも料理に関していえば、自分の好きなように自由にすることができる。なんというか、日中抑えられているものを料理で解放するような感じである。数年前、出勤時間も退勤時間も業務内容も自分の裁量で決められない部署にいた時、その窮屈さをお弁当作りにぶつけていた。
大きく挙げるとこの二つだろうか。
一人暮らしを始めた頃は、レシピ本とにらめっこしながら肩肘張った料理をしていたけれど、YouTubeやInstagramで料理に関する色んな情報を吸収して、自分なりの自炊のやり方を身につけてきたように思う。必ずしも包丁やフライパンを使わなくても、キッチンバサミやレンチンで十分美味しくできるんだってことも知った。
あとは、実家暮らしの頃、食事といえば基本母親が作ってくれた料理だったというのが染み付いているというのもあるかもしれない。外食はたまにしていたけれど、基本は母が作る料理を食べていた。家族4人分を毎日。今考えると、すごいことであるし、今の自分があるのも母のおかげである。感謝しかない。
今日から読み始めた、山口祐加さんの『自分のために料理を作る』という本を読み進めていて、ふと、自分はなんで料理するのだろうと思い、つらつら書き出してみた次第である。