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対等に向き合うことで信頼を得る。

ヨネダ個別指導塾 塾長のお米先生です。

それでは、前回の記事で取り上げた自分には価値がないと感じてしまっている生徒に対しての対応策を自分なりに書いてみます。

否定で自分を肯定できなくなっている

自分には価値がないということは、自分はダメなやつだと否定されてきたか、自分で他の誰かと比較して否定してきたのではないでしょうか。

その結果、自分のことを否定できても肯定ができなくなっているから、自分には価値がないということを信じてしまっている可能性があります。

それでは、どんな対応をしていけば良いのでしょうか。

勉強の押し売りは、嫌われる

具体的に、自分を肯定できなくなっている大人や生徒に対して、君は自己肯定感が低いですね。それでは、治療を始めましょう!みたいな対応することはありません。

心を開かせる、安心させる、信頼させる、言ったような表現はより相手の反発を生むことになります。心を閉ざし、不安になり、不信感を持ちます。

それでは、心を許せる環境や安心できる環境や信頼できる環境とはどんな塾なのでしょうか。

まずは、この環境は自分にとって味方なんだと感じてもらうことです。

それと逆効果な対応としては、相手にとって敵だと思われることです。

どんな人を敵だと思うでしょうか。それは、自分の自由を奪い、選択肢を奪い、自分のことを否定してくる人ではないでしょうか。

相談や同意なく、説明もなく決定された状態で指図をされて、やらされ感がある中で、なんでやってないんだ、できないんだと詰められれば、完全に敵確定ですね。

敵になってしまっては、もう言葉やアドバイスが届くことがありません。嫌いな人の正論など純粋な子どもに届くはずがありません。逆に言えば、機嫌取りになっているんじゃないかと言われるかもしれません。

それは違います。対等だと考えています。

指示ではなく、提案と自己選択を促す


指示ではなく、提案し、選択してもらうこと。

代替案や折衷案を提案することが重要だと考えています。

例えば、あなたがお母さんで、ピーマンが嫌いな息子さんがいるとしましょう。

嫌いなピーマンをピーマン丸ごと提供して、10個食べろと言って食べられるでしょうか。少しでもわからないように細かく切って、ハンバーグに忍び込ませたり、するのではないでしょうか。

そういったこちらの創意工夫を加えていく姿勢に対して、人は信頼できる大人だと感じてくれるのだと考えています。

自分が大切にしてもらえているかどうかは大人子ども関係なく、感じるのではないでしょうか。

まずは、相手を知ることから

どんな仕事も一緒だと思います。

車屋さんでいきなり、高い車を買いませんかと言われれば、押し売りでしかありません。

最初に入店すれば、どのようなご用件ですか?

どのような車種をお探しですが?どのような頻度で乗られますか?と徹底したヒアリングをしてから、お客様が必要としているものを読み取り、提案していただいたり、試乗を通して購入するまでのサポートをするものだと思います。

キーポイントになるのは、初回のヒアリングです。

初回のヒアリングで否定や説得を促さないことです。

初回のヒアリングはまずは理解することに徹底することです。

・どうしてそう考えたのか。

・いつから勉強がわからなくなったのか。

・何をめんどくさいと感じるのか。

・どんなことを言われると嫌なのか。

・どんなYouTuberが好きなのか。

否定する人には話をしたくない

いきなり、知らない人に『それはよくない!』とか、『こうすべきだよ!』と言われたら、嫌な気持ちになるのではないでしょうか。

それを大人だから子どもに対して、やっていいことではありません。

まずは知ることに徹して、肯定していくことです。

子どもの意見を反映できる限り対応することで応援してもらえていると感じてもらうことで、子どもたちも勉強に向き合ってもいいんじゃないかと思えるのではないでしょうか。

こんな考えを各ご家庭とも連携して築き上げていけるとありがたいです。

塾という居場所を信頼できる場所にすることが今後のヨネダ個別指導塾では大切にしていきたいと考えています。

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